丈六寺 -徳島市-


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曹洞宗の古刹、丈六寺(じょうろくじ)を訪れました。
創建は古く奈良時代と伝わるそうですが、室町時代に阿波国守護細川成之(しげゆき)が中興し、伽藍を整備したとの事。江戸時代には藩主の蜂須賀家の庇護を受けていました。
数々の寺宝が伝わる事と、拭っても拭っても消えなかったという血天井が有名で、徳島を訪れた旅人もこちらを訪れるらしいのですが、11月の初めに訪れたところ、友人と私のみでひっそりとしていました。
苔むした数々の墓、古い伽藍、戦国武将達の思い、静かな中に様々な空気を感じる古刹でした。



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山門


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本堂(国指定重文)。明治以降に本尊釈迦如来を安置したため、本堂と呼んでいる。元は蜂須賀蓬庵が、娘辰(たつ)の供養のために方丈を再建寄進したもの。


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卵塔や五輪塔が苔むす様。


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江戸時代に建てられた観音堂。重要文化財で、高さ約3メートルの藤原時代の聖観音座像が祀られています。1丈6尺のいわゆる丈六仏であるところから、この寺が丈六寺と呼ばれるようになったそうです。