![丈六寺_徳島市 091130-1.jpg](https://www.zenbunka.or.jp/zenken/img/091130-1.jpg)
曹洞宗の古刹、丈六寺(じょうろくじ)を訪れました。
創建は古く奈良時代と伝わるそうですが、室町時代に阿波国守護細川成之(しげゆき)が中興し、伽藍を整備したとの事。江戸時代には藩主の蜂須賀家の庇護を受けていました。
数々の寺宝が伝わる事と、拭っても拭っても消えなかったという血天井が有名で、徳島を訪れた旅人もこちらを訪れるらしいのですが、11月の初めに訪れたところ、友人と私のみでひっそりとしていました。
苔むした数々の墓、古い伽藍、戦国武将達の思い、静かな中に様々な空気を感じる古刹でした。
![丈六寺_山門 091130-2.jpg](https://www.zenbunka.or.jp/zenken/img/091130-2.jpg)
山門
![丈六寺_本堂 091130-3.jpg](https://www.zenbunka.or.jp/zenken/img/091130-3.jpg)
本堂(国指定重文)。明治以降に本尊釈迦如来を安置したため、本堂と呼んでいる。元は蜂須賀蓬庵が、娘辰(たつ)の供養のために方丈を再建寄進したもの。
![苔むす墓 091130-4.jpg](https://www.zenbunka.or.jp/zenken/img/091130-4.jpg)
卵塔や五輪塔が苔むす様。
![丈六寺_観音堂 091130-5.jpg](https://www.zenbunka.or.jp/zenken/img/091130-5.jpg)
江戸時代に建てられた観音堂。重要文化財で、高さ約3メートルの藤原時代の聖観音座像が祀られています。1丈6尺のいわゆる丈六仏であるところから、この寺が丈六寺と呼ばれるようになったそうです。