我が家の初詣は、氏神さんへお参りし、その後お墓へお参りしご先祖様に御挨拶をする。
今年はそれに加えて、母がよく「お不動さんの日だからお参りしてきた」「お大師さんの日だからお参りしてきた」と常々言っている、甲山大師さんへもお参りに行こうという事になり参拝した。
さすがに元日という事もあって、お大師さんの日やお不動さんの日でもさほど混み合わない山道には、駐車場に入る車が連なっていた。
さてこのお寺、今までは何となくお参りする程度だったのだが、寺の開創について調べてみると、第53代淳和天皇の第四妃(後の如意尼)が開いたとされ、そのお姿を写して弘法大師が作られたという如意輪観音(ご本尊)を始めとし、鎌倉時代の不動尊や弘法大師像も重文指定、そして幼い頃から甲みたいだから甲山!と思っていたこの御山は、「仲哀天皇の御代(時代)、神功皇后が国家平安守護のために、山に如意宝珠・金甲冑・弓箭・宝剣・衣服等を埋めたと伝えられ、このことから甲山と名付けられた」という説の方が有力と神呪寺HPにあった。
本堂まではこのような石段が…。写真は上から写したもの。
淳和天皇第四妃は、如意輪観音への信仰が厚かったとされ、本尊として祀られている。
御山の上からはかなり遠くまでを見渡す事ができる。新年の空気を目一杯吸い込み、気持ちの良い初詣であった。