門戸厄神 東光寺 -兵庫県西宮市-


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我が実家近くにある門戸厄神東光寺(もんどやくじん・とうこうじ)。
「厄除けと言えば門戸さんへ」というのがあまりに当たり前で、その縁起やらも何も知らずに(HPを是非ご覧ください。その歴史はかなり古く興味深いものでした)、節分を迎えると、新しい年の厄除けをお願いしにお参りをする母の姿を見て来ました。
前厄・本厄・そして後厄となる今年、霊験あらたかな神仏が数多くおはします京都に住んでいるというのに、「やはり厄除けと言えば門戸さんかなぁ……」と、母に倣い西宮までお参りに行って来ました。
2月の節分会が終わったとはいえ、土日だからか、まだまだお参りの人の多い事!
大学生時代、この東光寺のすぐ隣にある大学に通っていたというのに、のほほんと暮らしていたモラトリアム時代の私は、特に「お参りしよう」と思う事すら無く、足を踏み入れないままに4年間を過ごしました。
時を経て今、色々な思いを抱えながらお参りする自分のみならず、多くの人々がお参りに訪れるのを見て改めて、「あぁ、門戸さんはこれだけ多くの人の思いを受け止めてくれているのだなぁ……」としみじみ思いました。
お参りする人の気持ちや目的はそれぞれに違うかもしれませんし、お参りして願掛けしたからといってそれが叶うかどうかはわかりません。厄除けと言っても、全く何も無いままに平穏無事に暮らせる保証はありません。当たり前のごとく、人生には嬉しい事楽しい事もあれば、大変な事、辛い事も待っています。
それでも、一番大切な事は、こういった寺社が我々の切なる思いを受け止める為に存在してくれている事であって、このようにお参りに行く事によって、その後自分の身に起こる様々な事への受け止め方も変わってくるのではないかと思った次第です。