久しぶりの観音霊場めぐりをした。
今回は近くなのに今までお詣りしたことがなかった、滋賀県大津市と京都府宇治市の境にある、西国観音霊場第12番の正法寺(真言宗)へお詣りした。ここは、通称、岩間寺と呼ばれ、御本尊は千手観音である。
この観音様は、毎夜、日没と共に地獄を駆け巡り、苦しむ人々を悉く救済し、日の出に厨子に戻られたときには汗でびっしょり濡れてらっしゃるので、”汗かき観音”と呼ばれ、また”雷除け観音”とも呼ばれる逸話がある。
御詠歌は、
みなかみは いづくなるらん いはまでら
きしうつなみは まつかぜのおと
また、松尾芭蕉が、「ふる池や かわず飛び込む 水の音」を詠んだと伝えられる池がある。
ご覧のように、境内奥には、日本一の桂の大樹群があり、自然にあふれた山間の古寺である。
他にも大木が多くあり、この樅(もみ)の木もかなりの樹齢があるようだ。
今年、平成22年4月17日~5月17日には御本尊のご開帳のようなので、機会があれば再訪したい。