白川郷 -どぶろく祭-

御輿が社へ

世界遺産、白川郷を訪れた。
今回のお目当ては、ちょうど土日と重なった-どぶろく祭-。
白川郷にある白川八幡神社(創建は和銅年間と伝えられる)では、毎年10月14日、15日と、このお祭が執り行なわれる。
白川郷は、平家の落人の隠れ里といわれ、外との交わりをほぼ断っていた人々が、各々の家で稗や粟で酒をつくり、なぐさみとしていたようである。
このお祭は、新穀豊作に感謝する新嘗祭に由来する行事であろう。
参拝者にふるまわれるどぶろくは、古くから受け継がれた技法をもって、雪深い1月下旬に、神社の酒蔵で造りこまれるらしい。
甘みと酸味、清らかな水の味、生きている糀の味、一度にいろいろな新鮮な味を感じられ、とても美味しいものだ。

お祭の行列

色鮮やかな衣装、笠などが民族色豊かで印象的。

雲一つない秋晴れ

雲一つない秋晴れの空にたなびく紫・黄・白・赤が真横を通りすぎていく。

この後、獅子舞が奉納

獅子舞が奉納される。(獅子舞の動画を再生するには、QuickTimePlayerが必要です)
初めて間近で見る獅子舞は、荒々しくも美しく、日本人の心を揺さぶるもので、感動する事しきり。
能や狂言を見た時の感動とはまた違う、血がさわぐような感覚を覚えた。
これを機に、地方色・民族色豊かな祭にちょくちょく出かけたい気持ちになった。

変わらぬ風景