第9回西村惠信所長といく“禅と文化”の旅3 -知恩院-


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5月18日に開催しました、禅と文化の旅のご報告のつづきです。
閑臥庵を後にし、お次は知恩院さんへ。途中、上御霊神社のお祭に遭遇! しばしバスはストップとなりましたが、これもまたなかなかに良いものでした。
さて、知恩院は、ご存じ浄土宗総本山ですが、今回は弊所の季刊『禅文化』で取り上げました「立体観経曼陀羅」を是非拝ませていただき、皆さんに職人さんの技の素晴らしさをも知っていただきたく、コースに加えてみました。
本来拝観できるものではないようですが、知恩院さんのご厚意により、御案内いただき、有り難い事でした。
また、現在知恩院では、法然上人800年大遠忌にむけて様々な建物が解体修理されています。例えば集会堂(しゅえいどう)など、その裏側までも見学させていただきました。普段なかなかにみる機会の無い大寺院の修復のようす。皆様も「修復中だから(行くのはやめようか)…」というのではなく、「修復中だからこそ」訪れていただきたいと思います。


さて、広い広い知恩院の境内。知恩院さんといえば…の、御影堂(みえいどう)につづき、大方丈や小方丈では数々の立派な仏像や襖絵、美しい庭園などを拝観しました。


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そして、月光殿にて、念願の立体観経曼陀羅を。
浄土宗で大事にされている「浄土三部経」の1つ、観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)の世界が眼前に!
その精緻なこと、美しさ、ありがたさに思わず手を合わせ、ため息が出るばかりなのでした。

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最後には通常非公開の三門(国宝)にも参拝させていただき、こちらでも職人さんが内部の彩色画を修復されている所を拝見する事ができました。地道で気の遠くなるような作業に、頭が下がる思いでした。
ほぼ予定通りにコースを周り終え、無事に京都駅へ。
これにて、今回のバスツアーのご報告を終了とさせていただきますが、ご参加いただきました皆様、また、行く先々で親切に御対応いただきました皆様に、改めて感謝いたしたく、御礼申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。