新しい月を迎え、氏神様にご挨拶にでかけた。>上御霊神社
すると、神殿の前に形代(かたしろ・人形)が。
「そうか、もう今年もこんな時期が来たのか……」と思う。“夏越の祓え”である。
この形代に、名前と年齢を書き、体を撫でて、半年間の間に我が身に積もった罪穢れを移し、後日神社にてお祓いをしてもらうのだ。
6月30日には各神社で祓いの儀式、“茅の輪くぐり”があり、私もくぐりにゆく予定である。
新年を迎えてから半年がたち、新年の抱負・誓いもどこへやら、「人間(というより自分)とは弱く、不確かなものであるなぁ…」と我が身を振り返りつつ、残りの半年をどう生きるのかを改めて考えさせられ、気を引き締めてくれる行事なのだ。
このように、古来より受け継がれて来ている神社仏閣の行事は、その形式を守る事で、我々の心に訴えかけるものをも守っているのだと思う。ありがたいなぁと思う。
5月に訪れた際には、一初(イチハツ/あやめ類の中で一番に咲く事からこの名がついたのだとか)が南門の外堀を彩ってた。