メインのボロブドゥール遺跡の前に、その近くにあるムンドゥッ寺院をご紹介します。
8世紀~9世紀頃の建造と伝わる小さな堂内には、3体の美しい仏像が安置されています。殊に中央に座す如来像(下写真)の美しさは秀逸で、専門家にも高く評価されているそうです。
またこの寺院は、ボロブドゥール寺院から直線上で結んだ3キロ東にあり、その間にさらにパオン寺院という小さな寺院が残っており、宗教的にも意図があったに違いないようですが、まだ詳しくは解明されていないようです。周辺の小寺院を巡礼し、最後にボロブドゥールに辿り着いたのでしょうか。
寺院の壁には美しいレリーフが保存状態も良く残っています。
鬼子母神。美しいです……。
ヤクシャ(夜叉)のレリーフ。
当時の職人の技術をこらしたレリーフなのでしょう。未だ美しく保存されていて感激です。