二十四節気

啓蟄 ―二十四節気―

今日は二十四節気の第3番、啓蟄(けいちつ)です。今日からお彼岸のお中日である春分の日の前日までのことをいいます。冬眠していた虫が大地から這い出してくるころです。 「けいちつ」と読みますが、諸橋大漢和によると、もともと「蟄」という字は、「チフ...
4.スタッフ便り

おばあさんのかんざし

私事ですが、母方の郷里の出雲にて、先祖の墓を守る人がいなくなる為、関西に墓を移してきました。 幼い頃、夏休みに遊びにゆくと、親戚中でお参りをしたものです。 そんな、先祖代々が眠るおっきなおっきなお墓が無くなる事に一抹の寂しさを覚えながらも、...
職員オススメ本・映画

『ほとんど記憶のない女』

最近、通勤電車で読んでいるのがこれ。 1947年生まれのリディア・デイヴィスというアメリカ人女性作家の著した短編小説集『ほとんど記憶のない女』です。 51の短編を集めて有るのですが、わずか数行のものから、何ページにもわたるものまであります。...
美術館・博物館

承天閣美術館 -京都・相国寺-

相国寺内にあります、承天閣美術館。 現在、館内所蔵の屏風絵展が開催されています。 一時、俵屋宗達や本阿弥光悦に強く惹かれ、色々な美術館を巡っていました。 もう10年以上前になるでしょうか、大阪の萬野美術館にて観た記憶のある「蔦の細道図屏風」...
京都

相国寺 -京の冬の旅-

開山堂から臨む法堂。美しい! 3月18日(日)まで、相国寺(烏丸今出川)の法堂と開山堂、塔頭・大光明寺が特別公開中です。 私も法堂と開山堂を拝みにでかけてきました。 辰年とあってか、我が国最古の法堂にて狩野光信の龍図を拝み、龍のお守りを買っ...
4.スタッフ便り

第8回 臨黄教化研究会

2月23~24日と臨黄合議所の「第8回 臨黄教化研究会」が、花園大学の教堂にて行なわれました。 今回の研究会の基本テーマは、“ 「お寺の危機Ⅱ」― 震災、今私たちにできること―”というもので、全国各地から、若手僧侶が中心に80人弱参加されま...
4.スタッフ便り

地球交響曲第6番上映会 -西田幾多郎記念哲学館-

今年はじめに訪れました、石川県かほく市にあります、西田幾多郎記念哲学館。 そちらで、下記内容にて、私の大好きなガイアシンフォニー第六番の上映会があるようです。 場所も素晴らしく、こちらでの上映会、羨ましい限りです。 第六番ということで、音楽...
寺院用ソフトウェア

擔雪II法務管理 封筒に宛名を印刷する方法

宗教法人管理システム「擔雪II法務管理」では、封筒に宛名を直接印刷することができます。この方法ですと、宛名を封筒に直接印刷しますので、宛名シールは不要になります。また、封筒に宛名シールを貼り付ける作業も省くことができます。 この作業のポイン...
3.その他の寺社

行者堂 -三重県伊賀市-

昨日の正月堂に引き続き、近くの行者堂(伊賀市島ケ原)も訪れましたのでご紹介を。 “行者”と名がついているので皆さんもおわかりかと存じますが、役行者(えんのぎょうじゃ)ゆかりのお堂です。 巨大な岩盤の重なる隙間に、役小角(えんのおづぬ)が祀ら...
二十四節気

雨水 ―二十四節気―

昨日(2/19)は、二十四節気の第二、「雨水」でした。雪が雨に変わっていく時節ということです。ですが、一昨日には京都市内まで積雪し、自坊の付近も、こんなふうにまた雪で真っ白になりました。 今年は大雪の冬になってしまいましたね。各地でものすご...
本の刊行

『床の間の禅語』 河野太通著

1984年初版の、河野太通老師(妙心寺派管長)による禅語の本、『床の間の禅語』の新装並製本が新たにできあがりました(※口絵以外の本編は初版の復刊です)。 禅語の本は数多く出版されていて、どれを選ぶも個人の自由。 それでもやはり、“まっとうな...

不審花開今日春

春夏秋冬、日本には何らかの花が咲いているわけなのですが、春が近づき、梅の蕾がほころび出すと思い出す禅語があります。 不審花開今日春(いぶかし はなひらく こんにちのはる) 不審とは、いぶかしく思う心、不思議だなぁ……と思う心なわけですが、花...
自坊つれづれ

涅槃会

本日2月15日は、お釈迦様が涅槃に入られた日にちなんだ涅槃会が、宗派を問わず、各地の寺院で勤められていると思います。 自坊は、私の勤務の都合上、先日の日曜日に先だってお勤めしました。 先日のブログ「絵解き涅槃図」でもお知らせしましたが、絵解...
4.スタッフ便り

禅はいずこに……

羽釜で炊いた、菜の花とじゃがいものスパイスごはん(バスマティ米) 「京都なんてところにいたら、禅が身近ですよねぇ」。 というセリフをしばしば耳にします。 確かに、多くの禅寺があり、家の前を雲水が托鉢して歩き、坐禅会なども頻繁に行われ、環境と...
2.禅の文化

日本独自の意匠

茶の湯の稽古に通い始めてはや11年。 時を経てもなお、いつもいつも茶室には新鮮な驚きや感動が詰まっています。 先日のお稽古での主菓子は、“早蕨”。 さまざまなもののデザインに登場し、日本人の目にはさほど珍しくない早蕨の意匠ですが、外国の方は...