オリンピックを迎える北京 -中国 1-

星野監督率いる日本野球チームが、北京オリンピックの出場を決めた。 その激戦のころ、研究所の刊行物を中国語化して中国でも売ってもらおうと、短期間ではあるが、久しぶりに中国北京を訪れた。 来年の夏にはオリンピックが行なわれることで、いろいろと注...
本の刊行

2008年 禅語カレンダー

以前にもご案内申し上げましたが、年も暮れてきたところで再度ご紹介を。 2008年の研究所発行禅語カレンダーです。 お値段も手ごろですので、年末年始のご挨拶・贈り物と一緒にいかがでしょうか。 今年は、天龍寺第7代管長、また天龍寺僧堂師家として...
京都

京都の紅葉 -大沢池-

日本三大名月観賞池のひとつである大沢池に訪れた。 大沢池は大覚寺の東側にあり、離宮嵯峨院の庭池で日本最古の庭池だそうだ。 大沢池には散策路が整備されており、池の周囲をぐるっと散策することができる。 この日も紅葉を楽しむ人たちがたくさん訪れて...
京都

元伯宗旦と樂茶碗 -樂美術館-

以前にも書きましたが、今年は元伯宗旦(千利休の孫にあたります)350年忌の年にあたり、京都の美術館では、宗旦にちなんだ展観が数多く見られます。 樂美術館もその1つで、長次郎が作った茶碗の中で、宗旦書付のある名碗や宗旦好みの茶碗、また、樂家歴...
京都

聚秀軒特別公開「第5回都伝統工芸の会-京町家で見る京の伝統産業-」

11月23日(金)~11月25日(日)まで、京町家「聚秀軒」にて、秋の特別一般公開「第5回都伝統工芸の会-京町家で見る京の伝統産業-」と題する、都伝統工芸の会による特別実演が行われた。 この催しは、「京のみやこで古くから伝えられて受け継がれ...
美術館・博物館

茶入・棗の名品 -香雪美術館-

阪急御影駅ほど近くにある、香雪美術館(神戸市東灘区)を訪れました。 こちらは、朝日新聞創設者の村山龍平翁の蒐集品に加え、初代理事長の村山長挙(玉泉)翁の蒐集した物が所蔵され、春と秋に展示公開されます。 経済界で活躍され、茶の道にも通じた偉人...
京都

京都の紅葉 -ひとりじめできる場所-

真如堂をあとにして、その向かいにある宗忠神社へ。神社とお隣の吉田山荘の紅葉を横目に、階段を上がります。しばし歩くと吉田神社の末社、竹中稲荷社の鳥居が見えてきます。 つい先程までいた真如堂には、溢れんばかりの人でしたが、この辺りは誰1人訪れる...
京都

京都の紅葉 -真如堂-

いわずとも知れた紅葉の名所、真如堂。 毎年、観光客でものすごいにぎわいを見せます。 私がいつも思うのは、紅葉の名所=新緑の名所ということ。 毎年一番の見頃がいまいちわかりにくい紅葉に比べると、新緑の時期はわかりやすく長いので、青々した若々し...
京都

京都の紅葉 -霊鑑寺-

今週は、京都のさまざまな紅葉をご覧にいれたいと思います。 まずは、11/23~26日まで特別公開されていた、臨済宗南禅寺派の霊鑑寺です。 椿の美しい頃、紅葉の美しい頃のみ、何日間か公開される寺院で、それ以外の時期は非公開です。 由緒正しき門...
禅の寺

まつがおか日記 -鎌倉東慶寺より-

季刊『禅文化』の206号より、東慶寺の寺庭婦人井上米輝子さんに、自然の彩り鮮やかな、鎌倉は松岡山にある東慶寺の四季の移ろい、季節ごとの喜びや楽しみなどをご寄稿いただいています。 実は、ご寄稿いただく前から、寺庭婦人さんのブログ、-まつがおか...
京都

天龍寺の紅葉

今年は残暑が猛暑となり、紅葉はどうだろうか…と心配していたものの、季節はちゃんと巡るようである。 11月に入って急に冷え込み、現在天龍寺の紅葉は見頃を迎えている。 特に京都は盆地で、その中でも嵐山は西の端にあるため、天龍寺の紅葉は一番早く、...
京都

廬山寺 -京都非公開文化財特別拝観-

平安中期に、比叡山天台18世座主元三大師によって船岡山に創建され、1573年に現在の地(上京区寺町通広小路上ル/梨木神社のすぐ近くです)へと移されました。  御存知の方もおありかと思いますが、船岡山近くには、「廬山寺通」という通り名のみが残...
自坊つれづれ

柚子の収穫

秋晴れの好天に恵まれた一日、境内に1本だけある柚子の収穫を行った。寒さとともに鍋物が恋しくなる季節、柚子の香りと酸味は料理をいっそう引き立ててくれる。 昨年は実のなりが少なかったが、今年は全体に小ぶりながらもたわわに実ってくれた。早速作業服...

第4回 西村惠信所長といく“禅と文化”の旅 その2

第4回“禅と文化の旅”その1はこちら 後ろ髪ひかれる思いで円照寺を後にし、昼食の為、菊水楼へ。 文化財にも指定されているという立派な建物に皆の心も踊り、秋の味覚を堪能しました。 昼食を終えてバスに戻ろうとすると、見送りをするかのように立派な...

曽爾高原 -奈良-

奈良の宇陀群にある曽爾高原を訪れた。 この時期、金色に輝くすすき野原が素晴らしいのだ。 百聞は一見に如かず。 曽爾高原のすすきを見ていると、池田遙邨画伯の昭和59年の作品、「うしろ姿のしぐれてゆくか 山頭火」(京都国立博物館蔵)を思い出す。...