2.禅の文化

白隠の禅画

「鍾馗鬼味噌」(海禅寺蔵)『白隱禪画墨蹟』全三巻より 以前、当禅文化研究所の編集主幹であった芳澤勝弘氏(現・花園大学国際禅学研究所教授)によって、白隠禅師の書画について研究されてきた成果が、近年、『白隱禪画墨蹟』全三巻(二玄社刊)という大部...
美術館・博物館

若冲水墨画の世界 -承天閣美術館-

来月、平成23年3月19日(土)~5月10日(火)まで、臨済宗本山相国寺内にあります承天閣美術館にて、-若冲水墨画の世界-展が開催されます。 春に京都へのおでかけを予定されている方は、是非お立ち寄り下さい。 鹿苑寺(金閣寺)大書院障壁画も、...
4.スタッフ便り

見た目

1980年は私にとって、結構大変な年だった。精神的に依存していた何人かが亡くなったのだ。もちろんこの人たちの誰にも直接お会いしたことはない。その一人、ジョン・レノン。射殺されたというニュースに心底ひっくりかえってしまった私は、何日間かアルバ...
職員オススメ本・映画

『小説 ブッダ いにしえの道、白い雲』 ティク・ナット・ハン著

以前にもこちらでご紹介しましたが、読み終えてからの感想が遅くなりました。 4月に来日予定のティク・ナット・ハン師の『ブッダ いにしえの道、白い雲』(池田久代訳)。 根本的な仏教の教えや修行法が細かく丁寧に書かれ、まるで自身もこの時代の在家の...
1.禅文化研究所の仕事

ティク・ナット・ハン京都講演 受付終了のおしらせ

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美術館・博物館

小泉淳作展 -なんば高島屋-

日経イベンツガイドより転載 『平城遷都1300年 光明皇后1250年御遠忌 東大寺本坊襖絵完成記念 小泉淳作展』を見に、大阪高島屋を訪れました(既に終了)。 聖武天皇と光明皇后の治世の元、仏教文化が花開いた奈良時代。華厳宗の世界観を現すかの...
京都

カフェでの坐禅

京都には、町家や古いアパートを改造して、カフェ&フリースペースとして営業している店がわりにたくさんあります。 先日ちょうど、あるお願い事があり、行かなくてはならないなと思っていた町家カフェにて、その2階を利用して、坐禅と朝粥の会をすると聞き...
美術館・博物館

麻生三郎展 -京都国立近代美術館-

今月20日まで開催中の、麻生三郎展へとでかけてきました。 ポスターを見て、「これは必ず行かねば」と衝動的に思ったのですが、行ってみると重厚感がありすぎて、重い疑問を投げかけられ、小々苦しいような気もしました。 それでも、今観ておくべき、感じ...
4.スタッフ便り

「やりゃあいい」

少し前のお話ですが、所用があり母校(大学)を訪れ、ゼミの教授にお会いしていました。そこへお友達の教授がやってこられました。 ゼミの教授曰く、「お話した事ありましたかねぇ。もう二十年くらい、彼とゲーテの講読会をしているんです。今はファウストを...
美術館・博物館

ルーシー・リー展 -大阪市立東洋陶磁美術館-

待ちに待ったルーシー・リー展に行ってきました(東洋陶磁美術館にて2月13日まで)。 私が初めて彼女の作品を目にしたのは、十年以上前の大学生の頃だったかと思いますが、その頃にはまさか彼女の作品単独での大きな展観が各地の美術館を巡回するなんてい...
自坊つれづれ

霜の朝はおもちゃ箱

北国でも今年の雪には悩まされていると、連日のニュースだ。自坊のあたりも今年は雪がよく積もった。 もう節分も過ぎ、少しずつ日が長くなってきたとはいえ、私が出勤する頃はまだ日の出前。 ふと窓外を見ると、薄暗いあたりの田ん圃は、一面が霜で覆われて...

春節 -李建華北京だより-

糖胡芦(タンフルー) サンザシの串刺し 研究所の客員研究員の、李建華氏より、春節当日の様子の便りが届きましたのでご紹介します。 ________________________ 今日は春節(旧正月)です。よいお天気なので、散歩も兼ねて近所の...
1.禅文化研究所の仕事

新しい公益法人制度への移行

既報の通り禅文化研究所は、新制度の施行に伴い公益財団法人へ移行すべく、今年の秋に申請書を提出するための準備を進めている。 先日、内閣府にある公益認定等委員会まで移行に関する窓口相談に行ってきた。 相談事項は事業の公益性と定款の内容が中心であ...
4.スタッフ便り

北京・李さんからの春節だより

正月飾りを買う人々 季刊『禅文化』の聖域巡礼でおなじみの、吾が研究所の客員研究員、李建華さんより、北京だよりです。 ________________ 中国では春節(旧正月)に里帰りの習慣があり、それに伴って帰省ラッシュがはじまります。出稼ぎ...

蝋梅

“この冬一番の冷え込み”という言葉を何度耳にしたかわかりませんが、ここ2~3日はまた殊の外寒かったように思います。 それでもやはり着実に春は近づいているようで、仕事を終えて帰る頃には真っ暗だったのが、少し明るくなり、気がつけば蝋梅は満開に。...