西村惠信

禅と文化の旅

第8回 西村惠信所長と行く“禅と文化”の旅 ご案内

この三門に登らせていただきます! 禅文化研究所のバス旅行のご案内です。 今回は、紅葉の名所と謳われる、滋賀県の臨済宗大本山“永源寺”へ皆様をお連れしたいと思います。 三門の写真(上)をご覧いただいてもおわかりかと存じますが、多くのもみじが植...
禅のことば

-南岳磨甎- えしん先生の禅語教室 その10

-南岳磨甎(なんがくません)- 世間の夏休みに倣って、私の禅語教室もしばらくお休みを頂きましたが、ようやく思索の季節を迎えましたので、また始めることにします。 前回には、六祖慧能に参じた南岳が、「説似一物即不中」と答えて六祖に認められた話を...
禅のことば

第94回 大蔵会 於:花園大学

【第94回 大蔵会】 *どなたでも無料でご参加いただけます。ご来場お待ち申し上げております。 平成21年9月24日(木) 於:花園大学 法供養/午後1時より   記念講演/午後1時30分より        演題:『超仏越祖』ということ   ...
禅のことば

-説似一物即不中- えしん先生の禅語教室 その9

-説似一物即不中 せつじいちもつ、そくふちゅう- 今回の禅語は南岳懐讓(なんがくえじょう)が、六祖慧能を訪ねて行ったとき、南岳が六祖に向かって吐いた、有名な一句です。 南岳ははじめ嵩山(すうざん)の安和尚について禅門を敲き、坐禅に勤しんで禅...
禅のことば

-本来無一物- えしん先生の禅語教室 その8

-本来無一物- 今回は床の間によく掛かっている、「本来無一物」という禅語についての勉強です。これは達磨大師から六番目に当たる祖師、六祖慧能(えのう)大師が述べられた言葉です。慧能の語録である『六祖壇経』(ろくそだんきょう)は、禅僧の語録であ...
禅と文化の旅

第7回 西村惠信所長と行く“禅と文化”の旅 参加者募集中!

恒例の、西村惠信所長と行く“禅と文化”の旅 参加者募集中です。 日時:6月5日(金)9:00~17:00 コース:京都駅八条口==大山崎山荘美術館==白河院(昼食)==東福寺(講演と拝観)==芬陀院==京都駅八条口 ◎アサヒビール大山崎山荘...
禅のことば

-至道無難、唯嫌揀択- えしん先生の禅語教室 その6

-至道無難、唯嫌揀択 しどうぶなん、ゆいけんけんじゃく- 初祖達磨大師から数えて三代目の祖師に、「三祖僧粲(そうさん)大師」と仰がれる方がおられます。この人が撰したという『信心銘』は四言対、一四六句の銘文で、禅門では「禅宗四部録」の一つとし...
禅のことば

-不識- えしん先生の禅語教室 その4

霊源慧桃 達磨画賛禅文化研究所蔵 『伝灯録』などによると、菩提達磨はインドから中国へやってきたとき、金陵の都で梁の武帝に会見したことが伝えられています。武帝という皇帝は日本の聖徳太子のように、外来の仏教を熱心に受け入れようとした人で、時の人...
禅のことば

-祖師西来意・そしせいらいい- えしん先生の禅語教室 その3

-卓州胡僊 蘆葉の達磨画賛- その他禅文化研究所 所蔵墨蹟はこちら 一般に「祖師」と言うと、禅宗の法灯を伝えた歴代の祖師のことですが、ここではインドから中国へやってきた「菩提達磨」(ぼだいだるま、達摩とも書く)個人を指しています。そう、選挙...
禅のことば

-梅は寒苦に耐えて咲く- えしん先生の禅語教室 その2

季節柄もう一つ、「梅」の話をしておきましょう。 禅僧はあまり普通の花を描いたりしませんが、蘭・菊・梅・竹などはよく描いています。これらは「四君子」として尊ばれるだけに、いずれも高い気品を備えているものばかり。 ここでは梅の木を採りあげましょ...
禅のことば

-拈花微笑- えしん先生の禅語教室 その1

禅寺に咲く白梅 ブログを覗きにくる何人かの人から、禅のことをもっと分かりやすく教えて欲しい、と書いてこられていますので、所長みずから初歩的な禅語を選んで、なるべく易しく説明させて貰おうと、本日より教壇に立ちました。 生徒さんが増えて、教室が...
本の刊行

「丑歳」の願い

昔、中国の禅僧たちは真実の自分を求めて修行することを、「一頭の水迚ッ牛(すいこぎゅう)を飼う」と言ったのです。 自分のなかに具わっている尊い仏性(ぶっしょう)を「牛」としてよく飼い慣らし、立派な人間になろうとしたのです。 これを「牧牛」とか...