各派管長・老師のことば

白隠禅師シンポジウム【東京会場】おわりました

去る2月18日(土)、東京の日経ホールにて「白隠禅師シンポジウム【東京会場】」が行なわれました。 「白隠さんとわたし」というテーマに基づき、横田南嶺老師(円覚寺派管長)と芳澤勝弘氏(花園大学国際禅学研究所顧問)の講演と、その後、司会の細川晋...
禅の逸話

逸話(10)白隠門下 その5-峨山慈棹(1)

今回は、白隠門下の高足、峨山慈棹禅師の逸話をご照会します。峨山禅師の逸話と言うより、師匠である白隠禅師や東嶺禅師の顕彰をされているお話ともいえます。 峨山和尚は修行者に教えられた。 「わしは、二十年の間、全国各地を行脚して歩いた。その間、三...
豆知識

坐禅は 面壁? 対面?

先日、ある懐かしい人から電話をもらった。 嬉しかったが、小生にかかってくる電話は、ただの挨拶ではないのが常である。 案の定、「臨済宗は、いつごろから対面で坐禅をするようになったんだ」という難問であった。 確かに坐禅の基本は、達磨面壁である。...

お富士さんと白隠禅師

去る18日(土)は、遠諱の記念事業の一つである「白隠シンポジウム【東京会場】」が開催され、東京の日経ホールまで、スタッフとして馳せ参じておりました。そのことについては、改めてお伝えするとして。 往路は若干曇りがちのお天気でしたが、日曜日の帰...
各派管長・老師のことば

鈴木法音老師 小祥忌

過日、信長の菩提寺としても有名な、滋賀県安土の摠見寺(臨済宗妙心寺派)にて、佛通寺派前管長の一箪室鈴木法音老師の小祥忌が営まれました。 老師は、仏通寺派管長に上堂される前に、長らく摠見寺にて住持を勤められており、私も近隣寺院として親しくお付...
講演会・展覧会

第12回 臨黄教化研究会

2月13日~14日と、第12回「臨黄教化研究会」を花園大学にて開催しています。 本研究会は、現代社会の諸問題をテーマに積極的な意見交換を行ない、そこでの結果や課題を各自が寺院活動に生かすことを目的とした、臨済宗黄檗宗僧侶の研究会で、今年で1...

研究所の花 2017/2-1

1月末の滋賀の大雪で、自坊の梅の木も少し被害を受けて、大きな枝が折れてしまったものがありました。もったいないので、しばらくバケツに入れておいたのです。 枝振りもよくないですが、その中から少し切り出したものと、境内の藪椿。朝の暗い内に伐ってき...
職員オススメ本・映画

またまた本を買ってしまった

禅文化研究所資料室の書架 小生は、禅文化研究所に出勤せず、在宅(在寺?)で仕事をしている。よって、膨大な蔵書数を誇る禅文化研究所資料室の本を自由自在に見られるわけではない。往復3時間を使って閲覧に行くのも面倒である。 ところがこのごろFAX...
本の刊行

いつも客室にあります

季刊『禅文化』最新号(243号「特集・遠諱報恩大摂心からの一歩」)発刊以来、宗門や一般読者の皆さまからさまざまなご意見をお寄せいただいております。ありがとうございます。 手に取ってくださった方の声というものは、本当にありがたいのです。即座に...
自坊つれづれ

旧正月

1月があっという間に行き、もう立春も過ぎました。2月もあっという間に去って行くことでしょう。 中国はいま春節で、お願いしている漢文データ入力の仕事も、春節があけるまでやってもらえないようですが、これもお国柄なので仕方なし。 さて、今年の旧正...
禅の逸話

逸話(9)白隠門下 その4-遂翁元盧(2)

前回に続いて、遂翁元盧禅師の逸話をもう一つ。 白隠禅師が八十歳の年、門下の高弟たちが協議し、『大応録』を提唱する法会(ほうえ)を開いてもらうことになった。遂翁は、住持を補佐する副司(ふうす)という役職を勤めた。その時、白隠禅師は軽い病にかか...
禅の逸話

逸話(8)白隠門下 その3-遂翁元盧(1)

さて、今回は同じく白隠門下の高足、遂翁元盧禅師の逸話です。遂翁さんといえば、墨画が際立ってうまく、デジタルアーカイブスの調査などでも、いつも目を見張るほどの作品を残しておられます。でも、そうとう風変わりな禅僧だったようですね。あまりお友達に...
サンガセミナー

サンガセミナー「日々の花」講座 作品展その3

1月12日のサンガセミナー、雨宮ゆか先生の「日々の花」講座での、受講者の皆さんの作品展その3です。どうぞお楽しみ下さい。 如何でしたでしょうか。 玄関先やリビングなどに、庭の草木を探してきて投げ入れる、手軽な日々の花。花器選びもコツの一つで...
サンガセミナー

サンガセミナー「日々の花」講座 作品展その2

1月12日のサンガセミナー、雨宮ゆか先生の「日々の花」講座での、受講者の皆さんの作品展その2です。冬の花材を使った日々の花。どうぞお楽しみ下さい。 最後の梅は、雲龍梅という種類の梅だそうです。雲龍図のような枝振り、見事ですね。 次回に続く。...
本の刊行

季刊『禅文化』243号発刊のお知らせ

今年はじめての季刊『禅文化』を発刊いたしました。今季は、昨年実施された臨済禅師・白隠禅師の遠諱報恩摂心を中心に振り返ります。平成28年3月、両禅師の遠諱合斎法要に先だって東福寺で実施された大摂心には、全国の道場から約230名もの雲水が集結し...