自坊つれづれ 日本の禅語録を読む者の愚痴 日本の禅語録を読むことを仕事としている小生は、正直言って、唐代(ある先生が唱えられた「純禅の時代」)の語録を研究しておられる先生方がうらやましい。これはもちろん、いわれなき愚痴である。唐代語録研究者のご苦労は十二分に承知しているし、その恩恵... 2016.09.07 自坊つれづれ
サンガセミナー サンガセミナー その他ごあんない 皆さまこんにちは。まだまだ暑い日もありますが、空の高さや頬をなでる風には、まぎれもなく秋の気配を感じる頃となりました。 少し過ごしやすくなると、むくむくと何かを学びたい気持ちも湧いてくるものではないでしょうか?! こちらでご案内させていただ... 2016.09.05 サンガセミナー
禅の逸話 逸話(4)越後の良寛さん―その2 今回も良寛さんです。有名な2首を紹介します。 【たくほどは風がもてくる】 長岡藩主牧野忠精(ただきよ)が、良寛和尚の人柄を慕い、新潟巡視の折り、わざわざ寄り道して、和尚の草庵を訪ねることになった。 その報せを聞いた村人は、和尚が留守の庵へ来... 2016.09.01 禅の逸話
禅の逸話 逸話(3)越後の良寛さん―その1 いよいよ良寛さんです。この人には何の解説もいりません。 まずは、良寛さんの嗜好を紹介する2話です。 【酒は割勘(わりかん)】 良寛和尚は酒を愛された。しかし、度を越して酔いつぶれるということはなかった。だれかれと言わず、お金を出し合い、割勘... 2016.08.29 禅の逸話
禅の逸話 逸話(2)九州博多の仙厓さん―その2 今回は良寛さんをご紹介しようと思ったのですが、やっぱり仙厓さんは、逸話の別格者。今回もよりすぐりの2話をどうぞ。 【魚骨問答】 ある日、寺の世話をしている某が、聖福寺の本堂下を掘っていると、生々しい鯛の骨が現われた。某は、さっそくこの骨を持... 2016.08.26 禅の逸話
禅の逸話 逸話(1)九州博多の仙厓さん―その1 禅宗のお坊さんは、時として、まったく奇妙な行動をなさいます。 これからしばらく、そんなお話を紹介しますが、笑うもよし、ウウーーンと考え込まれるもよし、どうぞ、ご一読下さい。 まずは、九州博多の聖福寺におられたセンガイ(仙厓)さんの話です。 ... 2016.08.25 禅の逸話
自坊つれづれ 摩訶不思議な仏縁 上の写真は、自坊の本堂中央に掲げられている木製の扁額です。ちょっと読みにくいでしょうが、右から「瑠璃殿」と書かれています。自坊のご本尊は薬師瑠璃光如来(秘仏)なので、この額が掲げられているのでしょう。私も、そして父もこの額がいつ掛けられたの... 2016.08.18 自坊つれづれ
臨済禅師・白隠禅師大遠諱 鎌倉大坐禅会のお知らせ 平成28年10月29日(土)、30日(日)に遠諱企画の締めくくりとなる大坐禅会を鎌倉で開催いたします。 これまでにも有楽町よみうりホールや六本木ヒルズなどの会場を使用して講演会やイベントを行ない告知して参りましたが、鎌倉禅の源流である大本山... 2016.08.17 臨済禅師・白隠禅師大遠諱
サンガセミナー サンガセミナー -香りを知る- ご報告 7月20日に、村田真彌子先生を講師に開催させていただきました、サンガセミナー -香りを知る- のご報告です。 女性の方に多くおこしいただく講座となるのかな……と思っていたのですが、予想に反して当日は和尚様がたの参加が多いセミナーとなりました... 2016.08.10 サンガセミナー
デジタルアーカイブス 夏の方広寺(浜松市)へ 先般、臨済宗方広寺派の本山である浜松の方広寺へ、禅文化研究所デジタルアーカイブス事業の悉皆調査に出向いてきました。 方広寺様へは今回で2回目の調査となります。1回目は2月上旬に1泊2日で、今回は2泊3日。さらに今回は、花園大学歴史博物館のス... 2016.08.09 デジタルアーカイブス禅の寺
サンガセミナー サンガセミナー 傾聴の基本を学ぶ ご報告 先月、禅文化研究所の本年度サンガセミナー第2回で「傾聴講座―カウンセリング技法に学ぶ傾聴の本質と実際」と題して、花園大学学長の丹治先生に講義いただきました。主催者側ではありながら、興味を持って拝聴させていただきました。 以前、住職研修会にて... 2016.08.08 サンガセミナー
サンガセミナー サンガセミナー -禅の庭講座- 研究所で開催させていただいておりますサンガセミナーでは、一昨年より、京都造形芸術大学の町田香先生をお招きして、禅の庭に関する講座を開催して参りました。 1回目は、「禅の庭入門講座―室町・鎌倉編」、2回目には「禅の庭入門講座 -近世近代編-」... 2016.08.05 サンガセミナー
禅のことば サルスベリの花 八月に入り、いよいよ夏も本番である。山寺のムクゲは、数を減らしながらも、咲いては落ち、落ちてはまた別の花が咲き、小生に、人生の無常と、その無常の中で、どう生きていくのかということを考えさせている。 そのそばにはサルスベリの樹が植えられている... 2016.08.04 禅のことば禅の寺自坊つれづれ花
禅の寺 ハスの花―衆生、本来、仏なり 先般は、ムクゲの花についてラチもない話をしたが、仏教の花と言えば、やはり、ハスの花である。泥の中から出て、その汚れに染まらないハス。「新荷仏」という言葉さえある。 7月の中旬、臨済宗のある本山を訪ねたが、境内の池には、もうハスの花が満開であ... 2016.08.03 禅の寺花
サンガセミナー 季刊『禅文化』 もくじのカット 季刊『禅文化』の扉のページには、いつも小さなカット(画)を添えています。241号より、そのカットを、水墨画家の平川功(こう)先生にお願いしております。夏号ということで、今号は蓮の画を…。 小さなカットですから、水墨画でバランス良く…となると... 2016.08.02 サンガセミナー本の刊行