白隠

1.禅文化研究所の仕事

龍沢寺調査行

昨年秋に、花園大学の歴史博物館と共催で「遂翁展」を開催しました。これは、禅文化研究所の公益事業の一つの墨跡展覧会として開催したものです。 来年度には、秋に「東嶺展」(仮称)を開催するべく計画をしており、その取材調査として、先週の初めに静岡県...
1.禅文化研究所の仕事

遂翁展のご案内

、 この秋、禅文化研究所では、花園大学歴史博物館との共催にて、2011年秋季企画展「遂翁元盧 禅画と墨蹟」を開催いたします。 本展覧会では、丈山文庫・永明寺(いずれも静岡県)の所蔵する、白隠慧鶴の高弟・遂翁元盧(1717~89)の禅画、墨蹟...
各派管長・老師のことば

龍澤僧堂 後藤榮山老師を訪ねて

季刊『禅文化』-吾が師を語る-の取材で、静岡県三島市にある白隠禅師・東嶺禅師ゆかりの寺、龍澤僧堂の後藤榮山老師をお訪ねしました。 梅雨の合間の青空広がる真夏日。窓という窓が開け放たれ、自在に風の通る部屋の中はとても涼しく、目に緑眩しく、また...
1.禅文化研究所の仕事

静岡県三島市・沼津市へ

駿河には 過ぎたるものが二つあり 富士のお山に原の白隠 先日、静岡県東部の三島市と沼津市へ出張してきました。 普段あまり行くことのない土地に趣くのはとても楽しい事です。 ご当地には、臨済宗中興の祖といわれる白隠禅師が、多くの修行僧を指導接化...
2.禅の文化

白隠の禅画

「鍾馗鬼味噌」(海禅寺蔵)『白隱禪画墨蹟』全三巻より 以前、当禅文化研究所の編集主幹であった芳澤勝弘氏(現・花園大学国際禅学研究所教授)によって、白隠禅師の書画について研究されてきた成果が、近年、『白隱禪画墨蹟』全三巻(二玄社刊)という大部...
禅のことば

線香の煙

『白隠禅師年譜』12歳の時(元禄九年:1696)に次のようにある。 一日、香を菅神の画真の前に点して、再拝稽首して謂(おも)えり、「我が願い虚しからずんば、香煙端直にして天に沖(あが)る象(かたち)を示したまえ」と。黙祷すること良(やや)久...
禅の寺

面壁坐禅しない臨済宗 -映画『禅 ZEN』を機会に-

以前の映画『禅ZEN』の感想にて、道元禅師の曹洞宗と、我らが臨済宗とでは坐禅の方法が違う云々…という事を少し書いたが、今日はそれについて触れたいと思う。 映画「禅 ZEN」でも禅堂でのシーンが何度も出てくるが、臨済宗との坐禅方法の違いを一言...