本の刊行 『床の間の禅語』 河野太通著 1984年初版の、河野太通老師(妙心寺派管長)による禅語の本、『床の間の禅語』の新装並製本が新たにできあがりました(※口絵以外の本編は初版の復刊です)。 禅語の本は数多く出版されていて、どれを選ぶも個人の自由。 それでもやはり、“まっとうな... 2012.02.17 本の刊行
花 不審花開今日春 春夏秋冬、日本には何らかの花が咲いているわけなのですが、春が近づき、梅の蕾がほころび出すと思い出す禅語があります。 不審花開今日春(いぶかし はなひらく こんにちのはる) 不審とは、いぶかしく思う心、不思議だなぁ……と思う心なわけですが、花... 2012.02.16 花
本の刊行 『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』西村惠信著 臨黄ネット_ 今月の禅語より あの、読書のすすめさんでもご紹介いただきました、『禅語に学ぶ 生き方。死に方。-人生を悔いのないものにする参考書-』ですが、私ども禅文化研究所に事務局を置いております、臨済宗黄檗宗連合各派合議所(いわば、臨済宗... 2011.10.11 本の刊行
禅のことば -即心即仏- えしん先生の禅語教室 その14 -即心即仏- そくしんそくぶつ 前回二月に、馬祖道一の「平常心是道」の話をしてから、この教室をしばらく中断して、別に『禅語に学ぶ、生き方死に方』(禅文化研究所刊)という、美しい写真をいっぱい入れた本を書いていました。 今月の中頃(2010.... 2010.07.12 禅のことば
本の刊行 新刊『禅語に学ぶ 生き方。死に方。』 西村惠信著 既にお知らせのとおり、7月8~10日に東京のビッグサイトにて行なわれる「第17回 東京国際ブックフェア」に、弊所は三年目の今年も出展(ブース№3-21)するが、それにあわせて数冊の新刊を発売する。 その一冊が、こちら、『禅語に学ぶ 生き方。... 2010.06.18 本の刊行
禅のことば -如日出時、不合於暗、智慧日出、不与煩悩暗倶- えしん先生の禅語教室 その12 -如日出時、不合於暗、智慧日出、不与煩悩暗倶- 日の出ずる時、暗に合せざる如く、智慧の日出ずれば、煩悩の闇と倶ならず 南岳懐讓の法を嗣いだ馬祖道一(ばそ どういつ/709~788)禅師の言葉です。朝、東の空から太陽が上がると、昨夜から地上を... 2009.12.09 禅のことば
禅のことば -南岳磨甎- えしん先生の禅語教室 その10 -南岳磨甎(なんがくません)- 世間の夏休みに倣って、私の禅語教室もしばらくお休みを頂きましたが、ようやく思索の季節を迎えましたので、また始めることにします。 前回には、六祖慧能に参じた南岳が、「説似一物即不中」と答えて六祖に認められた話を... 2009.09.24 禅のことば
禅のことば -説似一物即不中- えしん先生の禅語教室 その9 -説似一物即不中 せつじいちもつ、そくふちゅう- 今回の禅語は南岳懐讓(なんがくえじょう)が、六祖慧能を訪ねて行ったとき、南岳が六祖に向かって吐いた、有名な一句です。 南岳ははじめ嵩山(すうざん)の安和尚について禅門を敲き、坐禅に勤しんで禅... 2009.07.31 禅のことば
禅のことば -本来無一物- えしん先生の禅語教室 その8 -本来無一物- 今回は床の間によく掛かっている、「本来無一物」という禅語についての勉強です。これは達磨大師から六番目に当たる祖師、六祖慧能(えのう)大師が述べられた言葉です。慧能の語録である『六祖壇経』(ろくそだんきょう)は、禅僧の語録であ... 2009.06.19 禅のことば
禅のことば -至道無難、唯嫌揀択- えしん先生の禅語教室 その6 -至道無難、唯嫌揀択 しどうぶなん、ゆいけんけんじゃく- 初祖達磨大師から数えて三代目の祖師に、「三祖僧粲(そうさん)大師」と仰がれる方がおられます。この人が撰したという『信心銘』は四言対、一四六句の銘文で、禅門では「禅宗四部録」の一つとし... 2009.05.12 禅のことば
禅のことば -祖師西来意・そしせいらいい- えしん先生の禅語教室 その3 -卓州胡僊 蘆葉の達磨画賛- その他禅文化研究所 所蔵墨蹟はこちら 一般に「祖師」と言うと、禅宗の法灯を伝えた歴代の祖師のことですが、ここではインドから中国へやってきた「菩提達磨」(ぼだいだるま、達摩とも書く)個人を指しています。そう、選挙... 2009.03.11 禅のことば
禅のことば 禅語かるた”だるま” これは禅語かるた「だるま」というものである。 花園大学の旧・禅的教育研究所(H14~H19)の事業として、同研究所の編集委員によって100の禅語を選定され、かるたにされたものである。 昨年(2008)の10月15日(達磨忌の日)、芸臺幡(う... 2009.03.05 禅のことば
禅のことば -梅は寒苦に耐えて咲く- えしん先生の禅語教室 その2 季節柄もう一つ、「梅」の話をしておきましょう。 禅僧はあまり普通の花を描いたりしませんが、蘭・菊・梅・竹などはよく描いています。これらは「四君子」として尊ばれるだけに、いずれも高い気品を備えているものばかり。 ここでは梅の木を採りあげましょ... 2009.02.27 禅のことば
禅のことば -拈花微笑- えしん先生の禅語教室 その1 禅寺に咲く白梅 ブログを覗きにくる何人かの人から、禅のことをもっと分かりやすく教えて欲しい、と書いてこられていますので、所長みずから初歩的な禅語を選んで、なるべく易しく説明させて貰おうと、本日より教壇に立ちました。 生徒さんが増えて、教室が... 2009.02.19 禅のことば