雲水

禅の寺

冬の天龍寺

仕事にて、天龍寺を訪れました。 嵐山界隈もさすがに雪の降るこの日は人も少なく……。 ですが、そういう冬の、凛と張り詰めた空気の日に禅寺を訪れると、もやもやしていた事、何となく不安だった事を、「悩んで考えていても仕方ないか」とスッキリ払ってく...
禅のことば

-生死事大、無常迅速- えしん先生の禅語教室 その11

-生死事大、無常迅速 しょうじじだい むじょうじんそく- 禅寺の玄関に、「板」(はん)という、客が打って来訪を知らせる四角い木板が掛かっているのを見たことがありませんか。ほんらいこの縦横50センチの分厚い板は、禅の専門道場の坐禅堂に懸けられ...
禅の寺

神戸 祥福僧堂

墨蹟の撮影にて、神戸市内にある祥福僧堂を訪れました。 こちらの僧堂は、禅文化研究所初代所長の山田無文老師がおられた僧堂です。現在の師家は、木村太邦老師です。 僧堂を訪れると、とても興味深いので色々と観察する私ですが、いつも、どちらの僧堂に伺...
各派管長・老師のことば

妙興僧堂 稲垣宗久老師を訪ねて

秋晴れの気持ちよいとある日、季刊誌『禅文化』の記事、-吾が師を語る-の取材で、愛知県一宮市にある妙興僧堂を訪れました。 稲垣宗久老師の師である、河野宗寛老師や挟間宗義老師について、お話を伺ってきました。 稲垣老師の飾らないお人柄、お話に魅了...
禅の寺

師匠について -八幡・圓福僧堂-

愚堂(ぐどう)国師の墨蹟撮影の為、京都府八幡市にある圓福僧堂を訪れました。 こちらの僧堂は、私の祖父が若かりし頃に修行をしていた僧堂です。 私が生まれる前に亡くなった祖父の事については、彼に反発していた父(寺は継いでいません)からはさほど多...
4.スタッフ便り

禅僧たちの国際交流

朝夕に秋の気配が漂う8月25日、中国とフランスに向かい二つのグループが関西空港から旅立った。 一つは、平成10年から臨黄友好交流協会が中心になって進めている第7回「日中禅僧交換交流」である。今回は、広東省深蝨ウ市にある弘法寺で、相国寺(京都...
禅の寺

面壁坐禅しない臨済宗 -映画『禅 ZEN』を機会に-

以前の映画『禅ZEN』の感想にて、道元禅師の曹洞宗と、我らが臨済宗とでは坐禅の方法が違う云々…という事を少し書いたが、今日はそれについて触れたいと思う。 映画「禅 ZEN」でも禅堂でのシーンが何度も出てくるが、臨済宗との坐禅方法の違いを一言...