活動一覧

事業活動

事業活動

Activity

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西谷研究会

世話役:森 哲郎 西谷啓治先生の著作を輪読してその哲学を研究します。夢窓国師の『夢中問答』を継続輪読した後に、西谷先生の後期の作品の講読研究として『大谷講義』(著作集第24巻)を輪読継続中。大学院生など若い人々の参加が多くなりつつあります。
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臨済宗経典研究

講師:吹田良忠班員:中川弘道 現代の臨済宗で常用されている経典について、その声明や経本を中心に整理し、現代人に受け入れやすいものを考え、一般に普及するような方策を考慮して制作することを目的としています。平成22年度には、平成7年に雛僧教育研究会の監修により刊行された『新修 臨済宗勤行聖典 全三巻』の内容について再検討し、一部の修正と再編成を行ないました。その成果として『新修第2版 臨済宗勤行聖典 全三巻』を刊行する準備を行ない、平成23年3月に刊行しました。また、臨済宗で一般的に読まれている経典の挙経の仕方や経の読み方、また磬の打ち方や回向文の読み方、仏壇の標準的な荘厳方法などについて不定期に講師から指導を受けました。この標準的な方法をひろく一般に知らしめる方策についても検討し、CD媒体にして公刊するべきであるという結論に至ったため、その標準的な読み方を講師に録音していただきました。その結果、『臨済宗檀信徒経典CD』として公刊しました。現代人に受け入れやすいものを考え、一般に普及するような方策を考慮して制作することを目標としています。
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『神会語録』研究会

班長:西口芳男班員 衣川賢次(花園大学教授)/中島志郎(花園大学教授)/北畠利信(花園大学非常勤講師)/松岡由香子(山水庵庵主)/千田宗琢(花園大学非常勤講師・国際禅学研究所研究員)/久保讓(禅文化研究所研究員) 敦煌写本禅宗文献の中で最も重要なものの一つに神会関係のものがあります。神会の語録の校訂本には、つとに、胡適氏、鈴木大拙氏のものがありますが、敦煌博物館本やいくつかの断片写本が出揃うと、従来の校定には限界のあることがわかり、新たな定本、正確な訳文、詳細な注釈の作成が待たれていました。本会ではこの点を重視した読解を進めていきます。令和2年度はコロナ禍のために休会。 ※本研究会は、以前は「唐代語録研究B班」と称し、入矢義高先生を講師にして進められてきました。研究対象となった語録は以下のとおりです。『馬祖語録』(昭和55~58年度)『玄沙広録』(昭和59~61年度) 『玄沙広録』上・中・下として公刊。『南泉語録』(昭和61~平成1年度)『睦州語録』(平成1~3年度)『百丈語録』(平成4~5年度)『達磨三論』(平成6~8年度)平成9年度より、神会研究を行なっている。平成18年6月、『神会の語録 壇語』を公刊。
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『景徳伝灯録』研究会

班長 西口芳男班員 衣川賢次(花園大学教授)/松岡由香子(山水庵庵主)/久保讓(禅文化研究所研究員)/三浦國雄(大阪市立大学名誉教授)/土屋昌明(専修大学教授)/下定雅弘(岡山大学名誉教授)/末木文美士(国際日本文化研究センター教授)/齊藤智寛(東北大学教授)/石野幹昌(名古屋大学大学院博士課程)/亀 滋廣(静岡沼津臥雲寺副住職)/岡部 恒(株式会社 恒英 代表取締役)/中西久味(新潟大学名誉教授) 禅語録中、最も基本的かつ重要な文献である『伝灯録』全30巻を、近年の日中両国の中国口語史研究の成果を踏まえて、千八百の古則公案といわれる問答の一つ一つの意味を解明することに重点を置き読解を進めています。
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『元亨釈書』研究

班長:藤田琢司・能仁晃道・阿部理惠 虎関師錬による日本最古の仏教通史『元亨釈書』の訓注を行ないます。『元享釈書』のテキストとしては今までは国史大系本が使用されることがほとんどでしたが、本研究ではそれを一新し、著者自筆本の含まれる東福寺本を底本として使用しました。また全文影印の書き下し文を附し、さらにほぼ全ての固有名詞に辞典風解説を付す作業を行なっています。 現在、訓読文および事項注釈が完成し、正確を期するため更なる内容検討を継続中です。また校正・索引の作成を開始しました。平成23年11月21日に成果刊行『訓読 元亨釈書』全二巻を発表しました。  
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『楞伽経』研究会

班長:常盤義伸(花園大学名誉教授)西口芳男(禅文化研究所主任研究員・花園大学非常勤講師)、小嶋孝(花園大学科目等履修習生)、種村辰男(塾講師・FAS協会会員)、 水野和彦(花園大学国際禅学科博士課程1回生) 禅文献と深い関わりをもつ『楞伽経』研究は、学界の未開分野とも言われ、長い間、十全な研究がなされてきませんでしたが、常盤義伸教授は、『楞伽経』四巻本を基に、南条文雄博士校訂梵文を再構成し、世界で初めて完全英訳・和訳を成し遂げました。  本研究会は、常盤教授を班長に、再構成梵文、漢訳とその訓読を改めて校訂し、英訳・和訳ともをチェックするものです。

刊行事業

禅文化研究所では、禅及び禅文化を広く一般に普及する手段として、研究事業の成果を書籍やDVDとして刊行しています。なかでも、年四回発行の季刊『禅文化』は、禅の思想と生活、及び文化・美術などに興味を持たれている読者のための教養誌として刊行を続けています。
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マルチメディア研究班

印刷物をはじめ、音声、映像、ホームページなど、現代において益々進化、変遷する多様なメディアを通して、現代人に禅をわかりやすく伝える方策を研究しています。 特に近年は、ハイビジョン撮影による禅の庭や禅僧の映像撮影や、スマートフォンアプリによる禅寺院の紹介など、より新しい媒体を通しての普及を研究しています。
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中国禅宗史・禅語録研究班

当法人は、設立以来語録研究班を組織し、禅文献のうち最重要とされる中国唐宋代の禅語録を継続して会読している。これらは禅の語録を、唐代・宋代の中国語の口語研究を踏まえ、語彙や文体の変遷と思想史の脈絡にしたがって読解してゆくものである。その成果は、唐宋の思想史解明に新たな観点を提供するもの となり、また、唐宋の口語研究に寄与するものとなる。  参加メンバーは仏教学、哲学、文学、中国語学などの研究者や学生、一般からの参加者などで構成され、学際的な雰囲気の中で研究が行なわれている。
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日本禅宗史・禅語録研究班

近年すすめられてきた研究の一つに、日本禅宗史や日本の禅僧の語録の訓注解読がある。日本臨済宗中興の祖とうたわれる白隠慧鶴禅師の自筆刻本をもとにすすめられた、仮名法語の研究は、既に成果も発表されています。今後も全国の由緒寺院より研究依頼された祖師方の語録研究などを中心として、我が国における禅宗史ならびに語録研究を進めていきます。