禅文化研究所について

About

ご承知のように、禅は長い歴史を通じて、文学・哲学・教育・美術の分野で、東洋の精神文化の基幹をなし、独特の東洋文化を創造して参りました。殊に日本においては現代なおその伝統が生き続け、世界から注目を寄せられております。

禅文化研究所は、財団法人として、初代所長・山田無文老大師のご指導のもと、理事長・村上慈海金閣寺長老を中心として、昭和39年(1964)1月の創立以来、臨済宗黄檗宗各ご寺院のご協力ご支援と自助努力を繰り返しながら、内外の学者を結集して禅文化研究の実績を挙げ、その余滴をもって禅関係の図書蒐集、書籍・雑誌の刊行、講演会、諸宗教との交流を行うなど、禅文化全般にわたる普及活動を国際的な規模で展開してきました。
おかげさまで、昨今は国内外からの禅に関する学術的質問や各種問い合わせなども数多く、宗門の窓口として、あるいは禅学の研究機関としての立場も確立して参りました。また、東西霊性交流をはじめとする国際交流事業も成果を上げております。

平成24年4月には、内閣府より活動内容が極めて公益性が高いとの評価を受け、公益財団法人に認定され「公益財団法人 禅文化研究所」名称を改めました。
今後も従来の研究部門の充実と共に、現代社会の要請に応じた実践活動を推進してまいります。