花園大学国際禅学研究所2024年度禅宗法式シンポジウム「禅宗における尼僧」
事業活動
Activity
花園大学国際禅学研究所は、禅宗における法式について個別的なテーマを設定し、専門家の先生方に詳細を語って頂いてまいりました。近年のテーマとしては、「美術と行事からみる黄檗禅の伝来」(2023年度)、「袈裟・伝法衣を考える」(2024年度)などを開催し、専門・非専門を問わず、多くの方がたに御参集頂くことができました。
日本の禅宗において、無外如大をはじめとした尼僧に注目が集まり、公家や武家から尼寺に入った女性たちの出自や生活についても研究の必要が指摘されてきました。さらには、臨済宗や曹洞宗における尼僧がどのように活動してきたかも、研究成果は必ずしも多いとはいえない状況にあります。
そこで、今年度のテーマを「禅宗における尼僧」とし、近世の比丘尼御所(貴族の娘であった出家者が住職を務める尼寺)について、曹洞宗の尼僧について、臨済宗(とくに白隠門下)の尼僧について、それぞれ御専門の先生方に御提題頂くこととなりました。この貴重な機会に是非足をお運び頂ければ幸いです。
●日時
2025年3月4日(火)
13時30分~16時
●会場
花園大学返照館100
●定員
150名
●会費
無料
●登壇者
◆岡佳子先生(大手前大学史学研究所客員研究員・元教授)
「禅宗と近世比丘尼御所の尼僧」
◆山田悠光尼宗師(曹洞宗国際部非常勤講師・東京都正覚寺住職)
「曹洞宗の尼僧とその歴史について」
◆竹下ルッジェリ・アンナ先生(京都外国語大学外国語学部イタリア語学科教授・花園大学国際禅学研究所客員研究員)
「江戸時代の臨済宗における尼僧-白隠禅師の弟子を中心にして」
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