禅僧の修行生活とは?『雲水日記』のご紹介
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梅雨に入り、毎日ものすごい湿気ですね。
じめじめとした空気が続く毎日ですが、気持ちだけでも爽やかに参りたいところです。
さて、昨秋より幣所ではじめました、横田老師によるyoutubeコンテンツ。毎月動画をアップしておりますが、毎回たくさんの方から反響をいただきうれしい限りです。
その中で特に反響が大きかったなぁと感じるのが、【所長おすすめの本】今も昔も変わらない?禅僧の修行生活とは?の動画です。
この動画でご紹介したのが『新装版雲水日記 -絵で見る禅の修行生活』という書籍。
以前から幣所の人気書籍ではありましたが、なるほどうなずけます。
こちらの作者である佐藤義英和尚は半世紀以上も前に亡くなっている方でありますが、自身が若き日の修行道場の日々を生き生きと描かれています。
病床にあること10年、その間、東福寺での修行体験をもとに、この絵日記風の画文を書き上げたとのことです。
この書籍を手にとっていただいた方はお分かりかと思いますが、96枚もの絵が掲載されており、「これを一人で描き上げたの?!」と誰しもが思うほどですね。
スケッチをするでもなく、頭の中の記憶だけでこれだけのクオリティの絵を96枚も描き上げたというので驚きです。
僧侶の方は思い出に浸ることができることでしょう。
あまり知られることがない禅僧の修行生活。さまざまな出来事が生き生きと伝わるとても楽しい内容です。
難しくない文章で書かれていますので、一般の方でも読みやすい一冊です。
横田老師もおっしゃっていましたが、昔の話かと思いきや、この中で令和の今も行われていることもたくさんあるということです。雲水の皆さんはまさに昔にタイムスリップし、日々修行に励んでおられるのですね。こんなに大変な修行をしているのか!と禅宗のお坊さんの修行には、頭が下がることでしょう。
研究所スタッフからもおすすめさせていただきます。
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