妙心寺と明智光秀をつなぐ重要文化財「明智風呂」の修繕にご支援を
ブログ禅
Blog
この度、妙心寺2世微妙大師の650回目の御命日を迎えるにあたり、妙心寺では大規模な諸堂改修工事が行われることになりました。
しかし、広大な敷地を有する妙心寺には、修繕を必要とする箇所も多く、物価高騰等の影響も相まって、やむなく修繕を断念せざるを得ない箇所が生じています。
そこで今回初めて広く多くの方々に支援を呼びかけるクラウドファンディングを実施されているとのことです。
クラウドファンディングにていただいたご支援は、重要文化財 浴室「明智風呂」の修繕をはじめ、妙心寺境内の整備費用に充てられます。
天正15年(1587)2月、明智光秀の母方の叔父である密宗紹儉禅師を施主として創建された浴室は、光秀の菩提を弔うために設けられたと伝えられていることから「明智風呂」と称され、多くの人々に親しまれています。
明智風呂は明暦2年(1656)に改築され、以後幾度かの修理を経て今日に至ります。しかしながら前回の修理、昭和58 - 59年(1983 - 84)から40年以上の年月が経ち、浴室の内壁・外壁の亀裂や剥落といった傷みが生じ、修理の必要性が年々高まっています。
禅文化研究所といたしましても、妙心寺に受け継がれる伽藍やその景色、禅の文化をこれからも変わらず守り続けていくために、是非みなさまにご協力をお願い申し上げます。
期間:令和6年7月1日 ~ 令和6年10月31日 正午まで
クラウドファンディングwebサイトは→こちら