カートは空です
「賛助会員と行く禅の旅」レポート
ブログ禅
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2024/10/22
催し物・レポート
10/17(木)
埼玉県新座市にある、臨済宗妙心寺派 平林寺にて、
賛助会員限定の「所長と行く禅の旅」を以下の日程で開催いたしました。
当日は雨も降らず、秋らしいとても過ごしやすい天候となりました。
はじめに参加者は書院にて到着後の茶礼を行いました。
平林寺の雲水(修行僧)にも加担していただき、機敏かつ丁寧な雲水らしい作法でお茶菓子が配られ、横田所長のご挨拶をもって円滑に会が進められました。
次に、参加者一同で本堂へ参拝し、『般若心経』を読経。
松竹理事長のご挨拶の後、本堂、禅堂、霊屋、境内の順番に平林寺の案内していただきました。
平林寺の境内はとても広大で13万坪を超え、これは東京ドームが9つ分も入る大きがあるそうです。
その敷地内を順番にご説明いただき、最後に奥庭にて記念撮影を行いました。
午後からは理事長ご指導の「禅エクササイズ」を大書院にて行いました。
禅エクササイズは、基本的な準備運動を行った後、相手の発言や動作を真似て、参加者同士がお互いに交流しますので、
緊張感がほぐれてとても和やかな雰囲気になり笑顔があふれる場となりました。
引き続き、所長による『天台小止観』二十五方便についての講座がなされました。
人間が常に笑顔で居られるには一体どうすれば良いかという方法が、
具五縁、呵五欲、棄五蓋、調五事、行五法の5つの分類で25箇条が記されています。
一口に言えば、「感情を波だたせないこと」と、「思考力を正しく働かせること」の二つきり。(松居桃樓『微笑む禅』より)
ということだそうですが、一部ご紹介いたします。
(調五事)
十六、適度な食事をとること。
十七、適度の睡眠をとること。
十八、身体を調えること。
十九、呼吸を調えること。
二十、心を調えること。
こちらの上記二則は普段の生活の中でも意識すればできることですが、
やはり日常生活の中で、身体、呼吸、心を調えると言うことは基本であることが分かります。
最後に、
(行五法)
二十一、仏道を願い求めること。理想を求めること。(欲)
二十二、努力を続けること。(精進)
二十三、悟りを得よう(理想を実現しよう)と念じ続けること。(念)
二十四、悟りを得る(理想を実現する)為にどうすればよいか工夫すること。
二十五、心を一つに集中して専念すること。(一心)
こちらについては長く修行をされた方でも実践することはなかなか困難であると仰らていました。
私たちは生活する中で、必ず他人と触れ合い対話する機会があります。
自分自身が如何に笑顔でいられるか、言葉は通じずとも笑顔は万国共通ですので、日々意識して実践していきたいものです。
今回のご参加いただいた皆様は、禅にとても興味、関心がある方がたくさん居られましたので、
さらなる禅への関心をもっていただくために、今後も参加しやすく実のある企画を提供していきたいと思います。
日程
10時半 受付
10時45分 到着茶礼
本堂にて般若心経
11時 拝観
12時 記念撮影
12時半 昼食(泉竹)精進弁当
13時半 禅エクササイズ
15時 講話
16時半 散会
賛助会員は随時募集しております。詳しくは→こちらから!