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秋季企画展「100年遠諱記念 南天棒」へ

ブログ禅

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2024/10/18
催し物・レポート

現在花園大学歴史博物館にて開催中の、「100年遠諱記念 南天棒」展へ。
禅の形象をキャラクター化した味のある絵や、ユーモア溢れる禅画がずらりと展示されています。



南天の棒をいつも持ち歩き、生半可な悟り口にする者たちには、それを振りかざして震え上がらせたという鄧州和尚(南天棒)。
実際に所持していた萩棒も展示されていました。
南天じゃないの?と思いましたが、諸説あるそうで、色々な種類の木を持ち歩いていたとも伝えられているようです。
息づかいまで聞こえてきそうですね。

個人的に目を引かれたのが、全面に落款が押されたこちらの軸。
顔より大きいものから1~2cm?くらいの小さなものまで並んでいます。
この大きな落款が押された作品があれば、きっとこの会場を突き抜けてしまうほどのサイズになるのでは……と想像をかき立てられました。
自分好みの落款を探してみるのも楽しそうです。



こちらは季刊『禅文化』272号の表紙にもなった鄧州全忠像。
実際の写真を見ると、つり上がった眉と垂れ目がそっくりです。
一発描きでここまで特徴を捉えられるのがすごいと思いましたね。

横の『南天棒図』も非常に迫力があり、
常に南天の棒を携え、修行者を容赦なく殴打した豪僧として知られる鄧州和尚を見事に表わした一作だと感じました。

展覧会の詳細は以下のとおり。
ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

●会期
2024年10月7日(月)~12月24日(火)
第1期 10月7日(月)~11月2日(土)
第2期 11月4日(月・振休)~11月30日(土)
第3期 12月2日(月)~12月24日(火)
※会期中、大幅な作品の展示替を行います。
●休館日
日曜日(11月17日は開館)、祝日
※大学行事により臨時休館する場合があります。
●開館時間
10:00~16:00
●会場
花園大学歴史博物館(無聖館4階)
●入館料
無料
●主催
花園大学歴史博物館
●協力
海清寺(兵庫県西宮市)
圓福寺(京都府八幡市)

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