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サンガセミナー③宝蔵院いけばな体験

ブログ禅

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2024/11/18
催し物・レポート

11月16日(土)、宝蔵院(大本山萬福寺塔頭)にて、サンガセミナーを開催しました。

花園禅塾の方々など関西はもちろん、遠方からお越しいただいた方もいらっしゃいました。
いけばなをするのは初めてという方も多く、まずは講師の盛井先生(萬福寺住職)から、いけばなの歴史や基本的な生け方を学びました。

今回の花材は、
菊、ストック、カーネーション、サンゴミズキ、アンスリウムの葉の5点。

それぞれよく回して見ると、一番美しく見える角度があります。「いけばなの黄金比率というものがあり、茎の長さを変えることでバランスが良く見えます」とご教授いただきました。



初めてのいけばなは、堅い枝や、長い茎の花は、剣山に刺すのもなかなか一苦労。
思ったような角度に向けるのも難しいと感じました。
どう活けたら、自分のイメージに近づけるか?
皆さん集中していけばなを楽しまれているのが伝わってきました。

受講者皆さんの生け終わったお花は個性が出ており、それぞれの「美」を感じることができました。
同じ花材でも人によってずいぶん印象が変わりますね。



最後は盛井先生による手直し。
それぞれの創意や意図を汲み取りながらも、より動きが出る角度に曲げたり、奥行きを出したり、あえてスッキリさせたりとアドバイスをいただきました。
各自様々な学びがあったのではないでしょうか。

盛井先生は慣れた手つきで茎や葉を大胆に切ったりと(初心者にはなかなか怖いテクニック)、熟練の技を間近で見ることができ、皆さんも感銘を受けておられたように思います。



講座の後は昼食に宝蔵院オリジナルヴィーガンラーメン「寺そば」を召し上がっていただきました。今回は秋限定「濃口しょうゆ味」!
この寺そばを始められたきっかけは、国指定重要文化財『鉄眼版一切経版木』や収蔵されている約6万枚の版木保全保護活動に充てるのが目的(御代金の一部が保護資金としてご志納となります)。
寺そばをいただくことで、ちょっとしたお布施にもなるのですね。

植物性原材料などから取った出汁に、ワカメ・とうもろこし・糸とうがらし・白キクラゲ・海苔がトッピングされており、風味豊かであっさりとしたお味でした。

さて、次回のいけばな体験は2025年3月15日(土)。次は春の花を生けていただく予定です。寺そばの味も変わりますのでお楽しみに!
初めての方もお待ちしております。ご興味のある方はぜひお越し下さい。

3月15日のお申し込みは→こちらから!
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