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禅宗語録 入門講座「禅を読む」レポート
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2025/03/03
催し物・レポート

さる3月1日(土)、東京湯島の麟祥院にて禅宗語録の入門講座「禅を読む」を開催いたしました。
禅ばなれが叫ばれる昨今、定員80名を超えるお申込みをいただき光を感じる一日でした。
弊所理事長・松竹寛山老師は「僧堂の一日」を全身で体感するエクササイズ(写真は「鳴らし物」に成り切って頂いているところです!)を。
ディディエ・ダヴァン先生からは「日本における禅の書物の読まれ方」と題した講演で、中国と日本での禅籍の扱いの違いを教わりました(たとえば『無門関』は中国ではあまり重要視されないのだそう)。
続く小川隆先生の講義では、弊所新刊『禅宗語録 入門読本』を用いて「尋思去」の公案を読み解いていきました。最後は、弊所所長・横田南嶺老師と小川隆先生の対談。日進月歩の禅語録の読み方についてなど、禅の実践者と研究者それぞれの立場からお話しいただき、大いに盛り上がったのでした。
今回テキストに用いた『禅宗語録 入門読本』(小川隆先生著)は、好評につき重版が決定いたしました!
中国語のニュアンスを懇切に説く本書は、「禅の語録って難しそう」と敬遠されている方にこそおすすめしたい楽しい一冊です。ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。