禅の語録2 初期の禅史1

GORO2
柳田聖山 著
A5判・466頁
ISBN978-4-480-32302-6 C1315


この巻では、敦煌発見の初期禅宗史書のうち、最も古い二種を選んで、若き日の中国禅の生い立ちをうかがう。いずれも、いわゆる北宗禅の記録であるが、やがて独自な中国禅の展開を導く古典としての価値をもつ。あたかも、日本で古事記や書紀が作られるのと同じ頃、中国の仏教界では、ダルマにはじまる新しい実践仏教としての禅宗のオーソドックスに関する議論が高まり、種々の異なった主張をもつ史書を生んだのである。とくに後者は、チベット訳もあることがわかり、初期チベット仏教の形成に与えた中国禅宗の影響も見逃せぬ。
 
全20巻・22冊のセット販売もございます。
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8,800  (税込)
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令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

在庫あり
2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
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2,530  (税込)

GOROKU2
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46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
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【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)