ISBN978-4-88182-330-9 C0015
A5判上製函入/総1616頁
清冽な泉のごとく流出する詩藻の数々!
永源寺の中興開山として知られる一絲文守(仏頂国師、1608~46)の語録にはじめて訓注を施した。一絲の語録としては簡略版ともいえる『仏頂国師語録』が広く流布するが、本書ではより多くの作品を収録する『一絲和尚語録』を底本とした。
一絲文守(いっしぶんしゅ)(1608~46)
沢庵・愚堂・大愚らと並び、江戸初期の臨済宗を代表する禅僧。公家の岩倉家に生まれ、出家して沢庵宗彭らに師事、愚堂東寔の法を嗣ぐ。後水尾上皇の帰依を受け、大梅山法常寺などを開く。また近江の永源寺を中興する。固く戒律を守り、高潔な生涯を送った。39歳の若さで寂す。仏頂国師と諡された。
目次
大梅一絲和尚語録第一
〔一〕頌古
〔二〕讃
大梅一絲和尚語録第二
〔三〕節序
〔四〕図画
〔五〕草木
〔六〕病中作
〔七〕追悼
第二冊
大梅一絲和尚語録第三
〔八〕送行
〔九〕雑類
〔一〇〕示徒語類
〔一一〕法語
大梅一絲和尚語録第四
〔一二〕仏事
〔一三〕垂示
大梅一絲和尚語録第五
〔一四〕書簡
〔一五〕雑文
雪光光頔後序
補遺 索引
第三冊
定慧明光佛頂國師語録 全
仏頂国師年譜
仏頂国師髪塔銘并序
仏頂国師髪塔銘跋
年譜索引