禅文化研究所紀要15号

KIYOU15
はじめに/平田精耕人矢義高教授略年譜・編年著作目録
中国文学・哲学・他
漢代訳経と口語―訳経による口語史・初探―/松尾良樹
さまよえる『文選』―南北朝末期における文學の動向と「文選学」の成立―/岡村繁
唐代文人的習禪風氣/孫昌武
『大秦景教宣元至本經』殘卷について/西脇常記
朱熹の墓―福建の旅から―/三浦國雄
陽明学における狂禅について/佐藤錬太郎
禅〔中国〕神秀と華厳経/ベルナール・フォール
神会の肖像/柳田聖山
乾屎橛考/古田紹欽
無仏の地平/西村恵信
異類について/沖本克己
禅の分類について―圭峰宗密の五種禅の見直し―/石井修道
臨済禅を考えるヒント―伝大燈撰句集のあとがきにかえて―/平野宗浄
臨濟録札記/衣川賢次
宗版『龐居士語録』について/石川力山
福州東禅寺版『景徳伝灯録』について―東寺蔵・上醍醐寺蔵の調査報告を兼ねて―/西口芳男
脇は席に至らず―全真教と禅をめぐって―/吉川忠夫
禅〔韓国〕高麗武臣政権下の禅について(一)/中島志郎
『祖源通録撮要』の出現とその史料価値/高翊晋・法岳光徳〔訳〕
禅〔日本〕奈良時代の禅/末木文美士
伝大燈撰句集(芳春院蔵)/平野宗浄
蔭凉軒真蘂西堂の南都見物/永島福太郎
在庫あり
10,450  (税込)
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関連書籍

新刊
ZENSHU_GO

令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

在庫あり
2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
在庫あり
2,530  (税込)

GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
在庫あり
2,200  (税込)

KEISO1
【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)