禅文化研究所紀要16号

KIYOU16
白隠慧鶴の「隻手音声」を『遠羅天釜』と『洞山五位頌』とに聞く/常盤義伸真実在の探求―「種の論理」と「場所の論理」をめぐって―/川村永子
ポストモダンの思惟/石井誠士
西田幾多郎の経験―西田哲学の宗教的性格についての試論(その一)/山田邦男
青年久松真一の危機と師西田幾多郎―心理学的考察/村本詔司
白居易詩における老荘と仏教―その『長慶集』から『後集』以後への変化について―/下定雅弘
舍利信仰と僧傳におけるその敍述―慧洪『禪林僧寶傳』敍述の理解のために―/西脇常記
黄龍慧南の臨済宗転向と泐潭懐澄―附論『宗門摭英集』の位置とその資料的価値―/西口芳男
遺民僧晦山戒顕について/野口善敬
新羅円光「世俗五戒」の思想的背景/中島志郎
退耕行勇とその門流について/中尾良信
在庫あり
4,271  (税込)
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関連書籍

新刊
ZENSHU_GO

令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

在庫あり
2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
在庫あり
2,530  (税込)

GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
在庫あり
2,200  (税込)

KEISO1
【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)