禅文化研究所紀要19号

KIYOU19

発行日:1993/5/30

MENSURASOILI―禅文献の計量語彙論的研究の試み/沖本克己
「南泉語要」第一則上堂訳注/唐代語録研究会第二班訳注
雲門について/村上俊
禅仏教に関する近年の英文刊行物一覧/ウルス・アップ
新生の道元―十二巻本正法眼蔵をめぐって―/松岡由香子
典座に関する一考察/佐々木閑
久松真一とユングの対話―資料的検討/村本詔司
アメリカの仏教教誨とその周辺/島崎義孝
「第四回国際仏教徒―キリスト教徒対話会議」参加報告/堀尾孟
一般論としての宗教と倫理と現代社会の問題/竹中智泰
環境・生命倫理と仏教/桐田清秀
自由と空の立場―西谷啓治の思想における「真の自由」―/松丸壽雄
新しい価値の探求―禅における倫理の問題―/川村(花岡)永子
「道」の性格―日本人の伝統的生活スタイルの再考―/堀尾孟

在庫あり
6,408  (税込)
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関連書籍

新刊
ZENSHU_GO

令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

在庫あり
2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
在庫あり
2,530  (税込)

GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
在庫あり
2,200  (税込)

KEISO1
【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)