禅文化研究所紀要23号

KIYOU23

発行日:1997/6/20

禅門に於ける伝燈の性格/西村惠信禅と民主主義/常盤義伸
『禪策問答』について/沖本克己
大乗諸法二辺義について-龍大本『西天竺沙門菩提達摩/西口芳男
禅師観門法大乗法論』の再検討(一)最澄が傳えた初期禪宗文獻について/伊吹敦
南宋代の臨済僧による絵画解釈について/道津綾乃
『夢窓国師語録』南禅録・註〔三〕/佐々木容道
禅経験と宗教経験-白隠における見性の特色をめぐって/冲永宜司
『大乗荘厳経論』の修行道-『荘厳経論』は「五道」を説くか?岩本明美
〔集體書評〕方廣錩主編《藏外佛教文獻》第一輯/衣川賢次
殘禪宗文獻(天竹國菩提達摩禪師論、禪策問答、息諍論)唐代語録研究班
佛爲心王菩薩説頭陀經/伊吹敦
佛説孝順子修行成佛經/齊藤隆信
最妙勝定經/落合俊典
佛母經/直海玄哲
〔附録〕北京圖書館藏敦煌遺書勘査初記/方廣錩撰・神野恭行〔訳〕

在庫あり
9,900  (税込)
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令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

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2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
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GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
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【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)