禅文化研究所紀要24号

KIYOU24

発行日:1998/12/19

浮山法遠の人と思想/石井修道
初期禪宗文獻に見る禪觀の實踐/伊吹敦
親鸞における頓悟思想/上山大峻
宗密伝法世系再考/小川隆
敦煌本『願文』について/沖本克己
関山慧玄の東遊について/加藤 正俊
祖堂集札記/衣川賢次
虚堂智愚と蘭渓道隆―とくに直翁智侃と『蘭谿和尚語録』の校訂をめぐって―/佐藤秀孝
『馬祖四家録』の諸本/椎名宏雄
妙心寺四本庵について-龍泉庵-/竹貫元勝
「神會塔銘」と「侯莫陳壽塔銘」の出現とその意義/田中良昭
大乗の批判的民主主義的性格/常盤義伸
知訥と慧〓/中島志郎
宗密の三教論への序説―自然と因縁をめぐって―/中西久味
日中交流における大応の塔銘(上)/西尾賢隆
「念起即覚」考/西口芳男
佛向上の些子/西村惠信
伽梵達摩訳『千手経』の諸本について/野口善敬
達摩の坐禅/松岡由香子
佛道論爭のなかの陸修靜/吉川忠夫
The "Discovery" of Zen/Urs APP
Voices of Dissent: Women in Early Chan and Tiantai/Bernard FAURE
Shen-hui's Vocation on the Ordination Platform and Our Visualization of Medieval Chinese Ch'an Buddhism/John MCRAE

在庫あり
9,900  (税込)
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新刊
ZENSHU_GO

令和6年10月発刊

“漢文の中からよみがえる禅者たちの肉声”
いにしえの禅僧たちの有名な故事や問答を読みながら漢文の語義と語法を基礎から一つ一つ学んでゆく懇切な入門書

小川 隆 著

A5版 並製本/442頁
ISBN978-4-88182-340-8

在庫あり
2,970  (税込)

GOROKU
四六判・320頁
ISBN978-4-88182-225-8 C0015
小川 隆著


-禅録の読みは絶え間なく変化している-
多くの禅籍の通読から、唐代禅の問題関心の推移と連関を読み取り、その脈絡のうえに個々の問答を位置づけ、それらを相互に結び付けながら読み解いてゆく。本書はその方法に則った唐代禅宗の思想史的素描の試みである。
在庫あり
2,530  (税込)

GOROKU2
平成22年7月20日発売
著・小川隆(駒沢大学教授)
46判並製/272頁
ISBN978-4-88182-253-1 C0015


-宗門第一の書『碧巌録』と宋代禅の特質を考える-
圜悟は唐代禅の問答をどのように読みかえ、そのなかからどのように宋代禅独自の論理と表現を生み出していったのか――本来、それなりの意味をもっていた唐代の問答を、いかに脱意味的な「活句」に読みかえ、それを無事禅批判と大悟の要求に結びつけていったのか――その様相をあくまでも『碧巌録』本文の精読を通してたどってゆく。
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【白隠禅師の漢文語録、初の完全訓注と現代語意訳】
  
本書は白隠慧鶴禅師の漢文語録である『荊叢毒蘂』全九巻、および『荊叢毒蘂拾遺』一巻、それに編者の考えで補充した補遺、そして、これに単著として刊行された『宝鑑貽照』を、付録としておさめ、訓注し現代語訳したものである。
現存する各種書き入れ本を参考に訓注し、また近年、訳註者自身の研究成果をふんだんに盛り込んだ綿密な注釈により、白隠研究の集大成ともいえる一書。

*本書は、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の臨済禅師一一五〇年・白隠禅師二五〇年遠諱事業による出版助成を受けて刊行します。



訳注 芳澤勝弘
A5判 上製本 カバー装
巻1~6 総1148頁 
ISBN978-4-88182-281-4 C0015
在庫あり
16,500  (税込)