愛語

AIGO
よい言葉をかけて暮らそう -山田無文老師説話集-
平成17年11月1日発売
原著 山田無文(元妙心寺管長/花園大学名誉学長)
四六判/並製/280頁
ISBN978-4-88182-207-4 C0015

昭和を代表する禅僧・山田無文老師の膨大な法話や提唱の中から厳選。心かわきすさみ、苦悩を続ける現代人に贈る、癒しと希望のメッセージ 別刊行『和顔』と姉妹書。

お互いに話し合い、意見を交換し合うところに人間の価値があるのです。よい言葉をたくさん使うところに、人間らしさがあるのです。ものを言わん機械だらけの世の中にあって、もっともっとお互いによい言葉をかけ合い、仲よく話し合っていくのが人間でなければならんと思うのです。

【目次】
禅は宗教の大学院
何もかも捨てて馬鹿になれ
源深うして流れ遠し
一念修行すれば、自身、仏に等し
福徳と功徳を混同してはならぬ
踏めども瞋らず
よいものを引き出す
キリスト教徒を言い負かす
跣足で橋を渡り直す
心を動かさんでもいい
心のオシボリ
三昧に入って川に落ち
酒瓶割れて悟りを開く
すべからく感謝すべし
悟りが開けて楽しいな
即今ただちに如来の世界へ
「明日死のう」―楽々北隠の禅定力―
「人でも食うぞ」―暴れ者の雲水の一喝―
どこへ行こうが禅を失うな
峨山和尚の般若湯
滝壺の泡を見て発心する
地下水を掘り当てろ
我が這裡に生死無し
やさしい言葉を作りなさい
体とは病気の容れもの
マン・イズ・モータル
丁稚も主人も同じ食べ物
遊女に仏さまを拝ませる
自分の中の摩尼珠
お殿さまの頭をコツン―誠拙和尚の小僧時代―
剣禅両道の達人―山岡鉄舟―
手がなくて鍬を持つ
宗教家は国の師表
心頭を滅却すれば
すんだことは忘れるに限る
「このまま」とは「どのまま」か
何事も縁によって
何も思わん稽古が大切
「俺が俺が」の底を抜け
自分を捨てる
祥福寺は安泰じゃ
今日の発句は明日の辞世
刹那の中に永遠を発見する
道は自ずと開けてくる
大小を超えた自由な世界
清浄無垢な心が人間性の本質
改心しとりません
空腹のまま語りあかした義堂と絶海
嵯峨の四季
罪業を溶かす溶鉱炉
「絶学無為の閑道人」と徹する
「百万石も笹の露」―一茶の“富”は無尽蔵―
坐禅をしたら仏になる?
心がそのまま如意宝珠
古人の定力
牛を風呂に入れる話
坐禅さえしておれば
お経や語録を拝読せよ
立ち止まって静かに考える
長い呼吸で鼠を殺す―龍淵老漢の道力―
仏を求める、その心が仏なのだ
天海僧正長寿の秘訣
岩に松さえ生えるじゃないか
自分でやらねばならぬこと
余白を心に残す
禅は受け売りではない
一息つきなさい
諸仏や祖師方と同じ境地に
みんな仏さまじゃ―元峰老師のお説教―
太閤さんの心がけ
自分とは無明のかたまり
本当の人間尊重を
ついでもこぼれる
どんぐり目玉を開けて坐れ
仏心を尊重し拝みあう
「天龍寺の峨山は茄子が落とす」
一滴の水も殺さず
自己を忘却する
此の三界は皆な是れ我が有なり
日本文化の極意
死ぬ日を予言した白隠禅師
玄峰和尚のうしろ姿
一生坐禅すれば、一生の仏
自我の根底の普遍的な○を悟れ
ワンと鳴けばワンと聞く
世界と自分の壁をなくす
よい言葉を使いましょう
在庫あり
1,980  (税込)
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