子育てのこころ

KOKORO
◆研究所より
子どもの内なる人間性を信じ、成長段階に即した教育のあるべき姿を示す老師からのメッセージ。古くから、「子は親の背中を見て育つ」と言われるように、子育ては、子供を育てることの技術以前の問題として、育てる者が人間としてどのような生き方をしてきたかにあります。人は、「子育て」を通して自己を見つめ直す機会を与えられます。これから親になる人のみならず、この本を読んだ全ての人が、老師からのメッセージの中に何らかを見いだす事ができるのではないかと思われます。

盛永宗興著
B6判/240頁 2003.10
ISBN978-4-88182-196-1 C0095
2007年2月カバー一新

◆抜粋
「うちの子は、ありがたいということがわかりません」といって、嘆いてくる母親がいます。「ほんとうに感謝ということを知りません。どうしてああなったんでしょう」というのです。これも気をつけなくてはならないことですが、子どもがいろいろなことを知っていくのは、親が常づねいったり、したりしていることを見ておぼえていくのです。子どもに感謝がないということは、親に感謝がないということなのです。(本文より)

◆盛永 宗興
1925年富山県魚津市に生まれる。富山高等学校文科在学中、学徒出陣。戦後復学し、高等学校卒業後禅門に入り、後藤瑞巌老師について出家。1949年から63年まで大徳寺専門道場に掛搭。小田雪窓老師より印可を受ける。妙心寺塔頭大珠院住職、花園大学学長を務める。1995年6月12日示寂。
在庫あり
2,090  (税込)
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