禅坊主の後ろ髪

USIRO
幼くして寺に貰われてきた著者が、ノスタルジックに越し方をふりかえる、“蘇る郷愁”。住職を引退してから開眼したという、宗教の「見えざる領域」を語る、“宗教のありか”。
季刊『禅文化』の169~187号に掲載された“三余居窓話”をまとめたものです。
しみじみと心に染みるお話に、西村先生のお人柄を感じる一冊です。

西村惠信(花園大学名誉教授/禅文化研究所前所長)著・画
四六判 246頁 2003.3 発行
ISBN978-4-88182-163-3 C0015

【もくじ】
蘇る郷愁
 うまの歌
 兎の記憶
 時計エレジー
 メドレー帽子うた
 郷愁の地蔵菩薩
 キェルケゴールへの旅
 初めての中国
 烈日と、秋霜と
 絵の心、人の知るなし
宗教のありか
 厠を拝む
 感傷の秋
 自信への回帰
 藤本治さんのこと
 新入生へのメッセージ
 生とも道わず死とも道わず
 高校の同級会にて
 孫の惠生に伝えたいこと
 私の『法華経』
 宗教のありか

あとがき
在庫あり
2,530  (税込)
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