漢詩を作るための入門者向け指南書。
漢詩の作り方を作例とともに基礎から学べ、豊富な詩語表や韻字表などを付する。
初版発行は昭和中期であるが、平成2年に復刻されたもの。
押韻・平仄といった漢詩創作のための重要ルールを解説した「作り方の部」と、詩作によく用いられる語句を平仄ごとに区分した「詩語表の部」からなる。本書を利用することで、現代日本人にはなじみの薄い平仄のルールに悩まされることなく、漢詩を詠むことができるようになる。日本語話者向けに書かれた唯一の漢詩作法入門書として、刊行以来長年にわたって支持を受けている。
太刀掛重男 著
B5判 158頁
目次:
序文
緒言
作り方の部
一、詩とは何か
二、詩はだれでも作れる
三、詩にはどんな規則があるか
四、平仄の公式はどんなものか
五、律詩の作り方
六、古詩の作り方
七、補遺
詩語表の部
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
雑の部
附録
一、韻字表
二、両韻表
三、虚字表
あとがき