【DVD】NHK VIDEO 「こころの時代~宗教・人生~ 禅の知恵に学ぶ」

ZENNOCHIE
世界的な大ブームが続く「禅」。禅は人生をどのように捉えるのか? 禅僧はどんな修行をしているのか? そこから私たちが学ぶべき「いのちの知恵」を、厳しい禅の修行で知られる岐阜県正眼僧堂師家、山川宗玄老師が語る。放映時より大きな反響を呼んだシリーズ全6話をDVD 3枚に収録した。

▼各回内容
・第1回「禅とは何か」 2019年4月21日放送
岐阜県美濃加茂市の正眼(しょうげん)寺に、禅の修行道場、正眼(しょうげん)僧堂(そうどう)が開かれたのは江戸時代の末。多くの修行僧、雲水(うんすい)たちが学んできた。ここでの知恵は、仏法の生きる智慧(ちえ)に繋がっている。将来の道に迷って、修行の世界に入った正眼僧堂師家(しけ)の山川宗玄さんは、考える余裕もなく、今、今、を生きる修行の中で道を見いだしていった。禅の開祖・達磨(だるま)大師(だいし)の言葉や、正眼寺所縁(ゆかり)の禅僧・関山(かんざん)慧(え)玄(げん)の足跡などを通して「禅とは何か」をひもとく。

・第2回「生きることすべてが修行」 2019年5月19日放送
修行道場、正眼僧堂には、春と秋、入門志願者がやってくる。入門を拒否され、決意を試される時間を耐え、ようやく入門が許される。待っているのは、すべてに厳格な作法や規則がある生活。言葉ではなく「鳴らしもの」とよばれる音に導かれる暮らしは、考えるよりも体で学んでいく体得底(たいとくてい)を重ねる日々となる。ぎりぎりのところに追い詰められながらも、その壁を超えていく僧堂での修行をうかがう。  

・第3回「一寸坐れば一寸の仏 ―坐禅・参禅」 2019年6月16日放送
修行道場、正眼僧堂では150年余り、雲水たちが坐禅修行を続けてきた。大接(おおぜっ)心(しん)と呼ばれる期間には1日15時間坐ることも。坐禅が深まれば、「天地と同根、万物と一体」という境地にも至るという。坐禅と共に行われる参禅では、雲水たちが師家から与えられる公案(こうあん)(問題)に取り組む。常識では解けない難問に挑むことは、自己の究明であると同時に人生の探究ともなる。坐禅、参禅が拓く世界とは。

・第4回「それと一つになる ―作務・勤行」 2019年7月21日放送
修行道場、正眼僧堂では雲水たちが毎日、作(さ)務(む)と呼ばれる労働や読経、勤行(ごんぎょう)に取り組んでいる。境内のそうじや山仕事など日常の仕事がなぜ修行になるのか。自ら工夫を重ねて集中し、その仕事と一つになる時、ふとした瞬間に新しい世界が開けるのだという。勤行もまた、読んでいる経と一つになり、他の雲水の声とも調和し一つとなる時、仏法が説く和合の世界が現れる。日々の修行が導く世界とは。  

・第5回「いのちをいただく ―典座・托鉢」 2019年8月18日放送
修行道場、正眼僧堂では、日々の食事のほとんどを、托鉢(たくはつ)に頼っている。遠くは20キロ離れたところまで歩いて行き、一軒一軒喜捨(きしゃ)を乞う。いただいたものを無駄なく調理するのが典座(てんぞ)という役割の雲水。食物のいのちが損なわれぬよう、一瞬を見逃さぬ修行が続く。質素な食事を作法にのっとって食べる。一見、堅苦しく感じられる暮らしの中で実感することとは?食べるという事をあらためて考える。

・第6回「生かされて生きる」 2019年9月15日放送
修行道場、正眼僧堂では、一月の大寒の時期に最も厳しい修行が行われる。一週間を一日と考え、横にもならず、毎日15時間以上を坐りぬく「臘八大接(ろうはつおおぜっ)心(しん)」。雲水たちは、本来の自己とは何かを探究し続ける。寒さや疲労など、自分の力ではどうにもできない極致には、そこでしか開かれない世界があると言う。自分の思いを超えて生かされているいのち。その大いなる世界をさまざまな角度からうかがう。


▼キャスト
出演 山川宗玄(正眼寺住職・正眼僧堂師家)
語り 渡邊あゆみ

税込価格9,900円(本体価格9,000円)
DVD 3枚組
セル/カラー/ステレオ/片面二層/16:9LB
直販のみ


封入特典:リーフレット4頁

発行・販売元:NHKエンタープライズ
2021 NHK
在庫あり
9,900  (税込)
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同62 年、興国寺(和歌山県由良町)住職、平成6 年(1994)、正眼寺住職ならびに正眼僧堂師家・正眼短期大学学長に就任。令和6(2024)年第698世妙心寺住持・管長に就任。
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