訓読・能仁晃道
平成18年12月8日発売
B5判上製函入・平均700頁・分売不可
ISBN978-4-88182-215-9 C0015 50000E
五家七宗の源流本末、明瞭なること掌を指すがごとし伝灯諸祖の行履機縁、一書に収載して余すところなし 『五灯会元』は、『景徳伝灯録』以下、『嘉泰普灯録』に及ぶ五つの禅宗灯史(五灯)の重複を整理し、集成して一書としたものである。過去七仏に始まり、南宋に至るまでの諸祖の伝灯の次第と機縁の語句を収める。簡にして要を得た編纂の巧みさと、五家七宗に分類された構成の整斉さは、古来より高く評価されている。本書は灯史の決定版として広く流布し、禅を語る者は多く本書に拠ったという。我々も、本書の中からあまたの著名な公案を見出すことができるであろう。
今回、
初めて全文に訓読を施し、さらに全ての漢字に振り仮名を付して通読に便ならしめた。さらに、巻末には、
号・諱・地名から引ける人名索引を付した。
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