訓注 懶齋集 全二巻

RANSAI
鉄山宗純禅師400年遠諱記念刊行

鉄山宗鈍禅師(1532~1617)の語録に、訓読、注記、及び意訳を施したものである。禅師の400年遠諱を記念して、平林寺から刊行された。

A5判 上製本 函入 乾852ページ・坤800ページ

鉄山宗鈍禅師は、天文元年(1532)、現在の山梨県甲府市古上条に生まれ、恵林寺で得度した。のちに静岡清見寺の東谷宗杲、京都では南化玄興や五山僧として名高い策彦周良に参じ、妙心寺に晋住した東谷に再び参じてその法を嗣いだ。詩文の才はこの頃より発揮され、妙心寺住持の綸命もあったが固辞し静岡県(駿河)の臨済寺第四世となる。甲斐の武田信玄の外護にあった臨済寺は深く武田家と関係するが、勝頼の没後、今度は徳川家康の帰依を受けることになる。家康は鷹狩りの際に立ち寄った荒れ果てた平林寺を武蔵野に移し復興する念を起こし、その中興開山に鉄山禅師を迎えたのである。平林寺の復興とともに、臨済寺の復興にも尽力した禅師は、妙心寺にも再住し三門修復などを果たした傑僧である。
訓注・能仁晃道
発行・平林寺
在庫あり
27,500  (税込)
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