語録・お経に親しむ
不立文字・教外別伝の宗風を持つ禅宗であっても、実は禅の伝灯は、祖師の語録を読むところからはじまっているとも言えるでしょう。またお経の解説本などもご紹介します。
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永源寺の中興開山として知られる一絲文守(仏頂国師、1608~46)の語録にはじめて訓注を施した。一絲の語録としては簡略版ともいえる『仏頂国師語録』が広く流布するが、本書ではより多くの作品を収録する『一絲和尚語録』を底本とした。 -
祖師の語録にきらめく、禅心のハタラキとは。
大胆不敵かと思えば如法綿密。随処に現われるナニモノにも囚われない自由闊達さ。中国・日本における数々の禅録の中から、そういった場面をピックアップして、仏心そして禅心をやさしく解説する。 -
これはオモシロイ!
摩訶不思議な小部屋(丈室)で維摩居士が説く、ブッダの教えを根本にした大乗仏教のボサツ道。
ブッダから見舞いの指示をうけた多くの弟子や菩薩たちが、病に伏した維摩居士のところへ行くのを頑なに断わるその理由とは……。 -
この現代語訳を読めば、770年前の鎌倉時代に渡来したばかりの、中国南宋禅の生々しい息吹を感じるに違いない
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近世臨済禅の巨匠 古月禅材の語録
初めての全訓注 -
禅宗寺院で日常的に読誦される「大悲呪」。その「大悲呪」とは、どのようなお経なのか? なぜ、唱えるのか? そのご利益とは?「大悲呪」が載る『千手経』を読みながら、「大悲呪」のさまざまな疑問に答える、禅宗僧侶、必携の一書。 -
禅宗で誦まれる陀羅尼の効能を解く
本書は、既刊の姉妹書となる『ナムカラタンノーの世界』で扱った「大悲呪」と、追って刊行される「開甘露門」以外の陀羅尼、「楞厳呪」「仏頂尊勝陀羅尼」「消災呪」「却温神呪」を網羅し、各経典に口語訳、解題、訳注を施したものである。 -
永源寺開山寂室元光禅師650年遠諱を記念して語録に、訓読、註記、意訳を付した。別巻では伝記史料として4編を訓註。
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絶版となっていた『槐安国語』全二巻の下巻「訓読」のみ(但し「大応国師語録訓注」を除く)を復刊、単行本化したもの。 -
2016年の臨済禅師1150年大遠諱にあたり、臨済宗黄檗宗連合各派合議所の推薦、禅文化研究所の協力のもと、未完であった第5巻、第12巻を補い、小川隆・駒澤大学教授による書き下ろし第20巻を加えた新編成で、復刊・完結。 -
本書は、南禅寺派四代管長(327世)、妙心寺派十一代管長(590世)、南禅寺山内南陽院開祖、高源室毒湛匝三老師(1840~1917)の『語録』に、訓読、注記、及び意訳を施したもの。老師の一百年遠諱を記念して南陽院より発行された。語彙索引付き。
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天台密教以外の栄西の著作、ならびに伝記史料を集成した『栄西禅師集』が、いよいよ刊行。 -
湖南の石頭希遷と共に禅界の双璧と称される馬祖道一の語録を、原文とともに、読み下し、口語訳、注釈、解説を付した底本『馬祖の語録』(禅文化研究所刊)は、昭和59年6月30日に発刊された。長らく絶版品切れとなっていた本書を、このたび電子書籍として復刻したもの。発売元はアットマーククリエイト。
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【景徳伝灯録 待望の続刊】
中国口語史研究の成果を踏まえた初めての訓注本。
既刊第3冊(巻7・8・9)、第4冊(巻10・11・12)に待望の続刊刊行!
禅語録中、最も基本的かつ重要な文献の初めての訓註。索引は註をほどこした語句を中心に採用し、固有名詞・代別語者の索引も付す。
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行実は、明和五年(1768)に写された「大愚和尚行実並徒弟記 全」(岐阜南泉寺本)を底本に、語録は年紀不詳ながら無著道忠筆といわれる「大愚和尚語録」(京都龍華院本)を底本に、拾遺は年紀不詳の「大愚和尚語録拾遺」(岐阜正眼寺本)を底本にし、ほかに岐阜多福寺本、京都法輪寺本も併せ見て本書の訓注を行なった。
語句索引付き。 -
禅語録中、最も基本的かつ重要な文献の初めての訓註。索引は註をほどこした語句を中心に採用し、固有名詞・代別語者の索引も付す。 -
262文字に集約された仏教の真髄を、現代を代表した禅者、無文老師が一人ひとりに語りかけるように、分りやすい言葉で解き明かします。 -
朝の1日の始め、あるいは1日の終わりとなる夕べに、自らお仏壇の前に静かに座って、ご本尊様とご先祖様に報恩感謝の心で読経することを日課としましょう。
本CDは臨済宗の檀信徒の方々が、ご自宅で読経されるときの手ほどきとなるよう制作いたしました。
- 禅文化研究所の最新出版物のDMパンフ(2022年秋号)はこちら(PDFファイル)からご覧いただけます。