擔雪 II 法務管理の概略
「擔雪 II 法務管理」は、擔雪 II
シリーズの中心的パッケージです。宗教法人の檀信徒管理(世帯帳・過去帳・現在帳)を中心とし、法人事務として文化庁から必要とされている処理を行なうことができます。
価格だけ追随しているような、ほかの同様のソフトウェアと、是非、比較してみてください。違いは歴然です。
複数の法人の管理ができます
兼務して管理されている法人がある場合でも、本システムの中で、一様に檀信徒管理ができます。
どんな年忌法要でも、一般法要でも記録が簡単
ver.1の時には規程の年忌法要の管理しかできませんでした。今度は地方で行なわれている特殊な年忌(61回忌など)、何回忌でもユーザーが自由に設定できます。もちろん、その呼称も変更可能。
また、擔雪 II
では、帰寂者に対して行なう一般法要(納骨法要など自由に登録)や、現在帳登録者に対して行なう一般法要(星祭りや仏前結婚式など自由に登録)ができます。
システム用語を変更できます
諸宗教諸宗派や地方、寺院などによって異なるシステム上での用語を変更することができます。例えば、「檀信徒」を「檀家」に変えたり、「法号」を「戒名」に、「享年」を「行年」になど、自由に設定可能。印刷はもちろん、システム上のコンボボックスやラベル表示まで変更され、どんな宗派でも違和感なくご使用頂けます。
また享年の計算方法を数え歳か満か、また「歳」を付けるか付けないというような細かな設定もできます。
世帯分類が倍増
ver.1では4つだった世帯分類が、8つに倍増し、ますます便利になります。また、この分類を利用して行なう出力などにも多用に対応します。
第二土曜日といった日程設定が可能
お参りや毎歳行事の既定月日の設定が、例えば、「3月の第1週の土曜日」や「秋分の日の2日後」というような設定も可能となります。
旧擔雪や、他のデータをコンバートして使えます
お使いになっていた擔雪ver.1の名簿台帳データはコンバートしてお使いになることができます。また、他社製の名簿管理ソフトからのインポートにも対応できるようになります(一部例外あり)。
便利な各種ツールを搭載
ver.1の時からの優れたツール類の機能をさらに強化。暦計算ツールでは宿曜の計算もできるようになり、中陰忌年忌早見表などの印刷もできるようになります。
毎日使うものを便利に・・・
常用メニューにある9つのボタンの機能をユーザーが自由に設定できるようになります。
法務管理メニューにあるものはもちろんのこと、他のアプリケーションを起動することや、URLを指定しておいてホームページを開くということも設定できます。
起動時にパスワードを設定できます
第三者が不用意に使用できないように、パスワードを設定しておくことができます。
事務日誌でスケジュール管理
多忙なご住職(代表役員)の秘書的な機能を持っています。法要記録と連携したスケジュールの管理ができます。
法人事務を簡単に処理
法人事務として文化庁から必要とされている処理、例えば処務日誌や文書処理簿の作成、役員名簿の管理が簡単にでき、所轄庁提出の義務のある役員名簿の印刷も手軽にできます。
多様な行事に対応
毎年定例として行なわれる行事の一覧管理や、先住職の法要や落慶法要など、臨時に行なわれる大きな行事をお手伝いします。案内出欠名簿を管理し、引き物や食事、宿、領収書発行に至るまで、実際にそういう事務を行なった経験のあるスタッフが作成したならではの機能を満載。
集会活動の名簿管理も
お講や坐禅会、御詠歌会など、檀信徒個人を集めて行なっている集会活動も、現在帳と連携して、テキパキと名簿管理ができます。
世帯帳・過去帳・現在帳
檀信徒世帯の管理を行なう世帯帳は中心的名簿です。その世帯に所属する帰寂者を管理するのが過去帳、そして現存者を管理するのが現在帳です。それぞれは連携し、幅広い情報とその出力をこなします。
一覧表示の機能を大幅改善
世帯帳の世帯見出しの自由度が向上し、また一部の一覧表示内容をユーザーが設定することもできます。フォームのサイズを拡大することができ、大画面にも対応。
多様な条件設定により★マークを付けて、一覧で表示する対象を絞り込んだり、その絞り込んだ対象に対して、一括処理を行なったり、様々な印刷を行なったりすることができます。
世帯帳の機能強化
世帯見出しの個別設定が可能。複数の住所・電話番号・電子メールアドレスに対応し、世帯の画像(地図情報など)も登録できます。また、個人ではなく世帯を対象とした法要の記録や、法要以外の記録も残せます。
WEBブラウザやメールソフトとも連携し、ブロードバンド時代に適応したものとなりました。
また、閲覧時にさらにパスワードが必要な守秘情報をも記録でき、大事な情報をがっちりガードします。
世帯帳を一覧して編集ができる
世帯帳を一覧した状態で、世帯番号や地区班順路はもちろんのこと、世帯の基本情報の区分を編集することができるようになりました。また、世帯分類や法要案内の設定も一覧上で処理することもでき、とても便利になります。
過去帳・現在帳の機能の充実
過去帳や現在帳で、ver.1ではできなかった、現在帳登録者に対する法要の記録や、その他の記録もできるようになります。
生年月日や没年月日が不確かな情報も入力ができます。例えば、"天保2年不詳月不詳日"や、"昭和不詳年3月1日"といった入力も可能になります。
年忌繰出機能や帳票も大幅に強化。各一覧で多彩な条件で絞り込まれた個人を対象とした、様々な帳票が出力できます。もちろん、テキスト出力も数多く対応。
また、現在帳で宿曜を扱うことができ、占星術や星祭りに対応できるようになります。
さらに、携帯電話も普及しておりますので、所属世帯とは別に2つの個人用電話番号と2つの電子メールアドレスも登録できます。また、顔写真などが登録でき、ビジュアルな管理機能も増加。
檀信徒以外の住所録も完備
檀信徒を管理する名簿以外に、関係寺院や業者、個人など、幅広い交友関係に対応した住所録も完備しています。
電子メールやホームページの管理はもとより、年賀状や暑中見舞い、中元や歳暮といった贈り物の対象となるかどうかなどの設定もできます。
その他、お参り台帳や志納帳なども備えます
ver.1から備わっていたお参り台帳や志納帳も機能強化して搭載。
出力一般
宛名印刷でフォントを指定できます
印刷時の書体を、ご使用のパソコンにインストールしてあるフォントに変更することができるようになり、宛名印刷時に毛筆体などの印刷が可能になります。
※但し、毛筆体フォントなどは、擔雪 II にはバンドルしておりません。
テキスト出力機能の充実
ほとんどの印刷帳票内容を、テキスト出力することが可能になり、エクセルや、年賀状ソフト等でのデータ再利用が容易になります。
印刷書類の多様化
全般的に、出力レポートを多様化し改良しています。
A4用紙を基本に
印刷帳票は、原則的にA4用紙に印刷できるようになっていますので、いつもお使いのプリンタで印刷できます。
また、ハガキや封筒への直接印刷も可能になります。
2004.3